仕事帰りに夜空を見上げ
「半月だな、モードCで続行だわ…」
とつぶやいた、私も貴方もスロッカス。

ということで、スロ好きが身に染み付いてしまうと
全てがスロ基準になってしまうというお話でも。

 

 

まず「金銭感覚」。

僕は完全にヤラれちゃってます。
1K=1000円の感覚が希薄になってしまいました。

これは良くないと分かってはいるのですが、
明らかに「しょせん50枚」と日常生活でも小銭感覚で消費してしまう。
いや、スロでも50枚は貴重ですよ!

ただ勝負を考えると、
特に設定狙いで1Kは躊躇せずに使う金額なわけでして。
その感覚が日常生活にも及んじゃってるんですね。

外食で選ぶメニュー、交通機関のチョイス、スマホアプリの課金。
同じ感じなら高め、早いならいっそ新幹線、石はまとめ買い
という自分は重症だと自覚してます。

 

で、周囲を見ると
ここら辺の感覚がしっかりしている人が、スロでも勝ってる気がします。

スロでは、設定が見込めるならいくらでもガッツリ突っ込む。
でもしっかりカード作って貯玉。等価じゃなければなおさら。

歩ける距離は歩いて、時間を優先すべき時だけタクシー。
食事は普通に食べられればいい。
スマホはいろんな種類を落としてスタミナローテーションの無課金徹底。

 

つまりスロは投資と回収のゲーム(または仕事)であって、
その中で完結してるんですよね。
日常生活に戻ると、ちゃんと自分の中の「レート」が元に戻るのだと思います。

よく言う冗談ですが
「うわー、ハワイ旅行いけるくらい今日負けたわー」
ってのは、このスロと日常の境界をないまぜにした定番ジョークなわけです。

だから冗談はさておき、スロならスロの中での収支をまとめるのが
とりあえず素人には無難なのでしょう。

ただなー
俺、今年に入って
ヨーロッパ旅行できるくらい
逝ってるんだよな……

 

 

さて、次は「演出」に毒される。

この業界で定番のコンテンツがありますよね。
例えば猪木さん。

何かを選んで思いの物じゃなかった時
「これじゃねえ!」
ととりあえず叫びます。

突然のイベントが起こると「カットイン」
それがインパクト大きいと「強カットイン」
実はたいしたこと無いと「ガセかよ……」
みたいな。

 

ある日、友人の草野球大会を応援に行ったことがありまして。
そのチームのメンバーは
すっかりパチにも毒されてるんですね。

 

そこで
「やっべ、今日の相手って機械割119%あるんじゃね?」
「俺たちベタピンだしな……」
「しかも6でも109%でジャグ並という」
「いや、刺されば跳ねるAT機ということで」
「その前で投資コールドでゲームセット」
みたいな。

相手のエースピッチャー来たら
「うわー、ラオウ来たよ」
「剛掌波しか投げない奴」
「いや待て……チャンスだぞ!」
「ホントに?」
「キテるの!?」
「チャンスはほんとにチャンスなんだから!」
「だから何がチャンスなんだよ?」
「ほら、うちのバッター今……」
「な、何っ!?」
「赤オーラ出てるぜ、あの雰囲気は」
「やべーあいつの赤オーラは信頼度6割ARUZE」
「しかも2ストライクからの3球目だと」
「奴なら8割ARUZE」
「くどいよ」
「山佐え当たれば」
「もういいよ」
「ってああ!!!」
「うわー、三振とかまた薄いトコ引いてるし」
「しょうがねーなー次は俺だな」
「いや、もう保留なしでゲームセットだから」

ちなみにこのチーム、
結構強くて5点取られると天井機能が発動して
逆転するようなチームですw

 

他にも打ってる時に当たり前のように使う言葉が
実は十分に毒されていたりします。

『ただいまJR東海道線は、事故の影響で遅れが発生しております』
(ああ、事故って遅れ発生とかアツいな……)

UFOキャッチャーで遊んでるのを見て
「ああ、アイツまどかフィギュア取れるまで全ツだな」
「ぜったい、3Kは刺さってるぜアレ」

「残業ラッシュ突入!」
「猛残業ラッシュ突入!」
「休日出勤モード発動!」
「アルティメット過労単発終了」
「今週もサービスサービス!(残業)」

この手のはスロの仲間内や脳内ならいいのですが、
会社や学校でうっかり使っちゃうと
「激アツ?」
って真顔で聞き返されるので気を付けましょう。

 

 

スロッカスなんて言ってますが、
スロは基本的に台との個人戦だから
必然的に「ぼっち遊び」なんですよね。

だからネガティブに考えちゃうと
「孤独で機械相手に黙々と遊ぶ残念な人たち」
になっちゃう。

それはそれで否定できないけど、
今はブログでも掲示板でも簡単に
思いや心の叫びを共有できる時代だし。

その気になれば友人や同士を作ることもできるわけです。
勇気出して声かけると、案外イイ人ばかりだったりするのですよ。

カスカス言うてますが
極めればカスも10枚で1文。
そこから先は1枚ごとに青天井の立派な役です。

スロッカスと卑げた言い方しましたが、
こういった好きモノ同士が楽しめる感情や物言いは
やはり共感してお互いに楽しんでいきましょう!

 

……って、カス10枚で1文とか
分かるアナタもイイ感じにカスですねw