2月 4 2015
商店街のタオル屋さんに立ち寄った
店内には老人1人と女性客
おそらく老人が店主だと思う
私はバスタオルを手に取りレジへ
しかし、
老人は全く気にせず…
タオルを広げてみたり眺めたり
(なんだ、お客さんだったのか)
私は本物の店員さんを探した
「すみませーん」
レジ奥の扉に向かって呼び掛けた
誰も現れない
…
仕方ない
しばしの間レジで待ってみる
すると違うお客さんが
「これ下さい」
さっきの老人にタオルを渡した
老人は、ゆっくりレジに向かう
(やっぱり店員じゃないか)
私はレジでタオルを持ったまま待つ
近付いてくる老人
さすがに気付くだろう…
ところが
老人は気付かず私の前を通り過ぎ
そのお客さんの会計を始める
そして
お客さんも気付かず私の前に入る
見えてない
この人たちに私は見えてないんだ
私はタオルを置いたまま店を出た
とても怖かった