初打ちでビギナーズラックを狙う。
そんなスロットの打ち方で
神が舞い降りる程の力は…

勿論持ち合わせていなかった

周りの見よう見まねで
サンドにお金を入れてコインを投入。
傍から見れば相当なタドタドしさ満点だっただろう。

そういえば
スロットには『設定』というものがあったことすら知らなかった。
これぐらい入れたら当たるだろうぐらいにしか思っていなかったという
初心者ならではの可愛さ発揮で。

初めての体験はもの凄く長い時間に感じたが
30分も打ってなかったと思う。
何かを狙う、この時が熱いなど何も知らない。
ただただコインを入れて打つだけ。
10Kがペロっとなくなって
どヘコミしたのをよく覚えている。

今思えばスロットで10Kマイナスなんてよくあることだが
やったことのない人間からすれば楽しさなんて残るはずもなく
2度と打つか!!
なんの不思議もない感情が湧いてきた。
だって学食1ヶ月分だもの(笑)

寝たら忘れたけどさ

そんなこんなで次の週にリベンジで
某チェーン店に。

また適当な機種を適当に選んで
適当に打ったら数千円戻ってきた。
熱くなる感覚を覚えそれがしばらく続いて
スロットの楽しさを知る事となった。
その機種は

ジャグラー

天使のような悪魔の笑顔…

 

快楽を覚えたオスは
ジャグラーを触り続ける日々を送り出したのだった。