2月 26 2015
以前にも書いたことがあるが、回胴連を運営してからはとにかく全国各地でスロットを打っているわけだが、ここまで色んな土地に、しかも何回も足を運ぶといろいろと見えてくるものがある。それは地域ごとの「強い台=高設定」が入る場所。
あくまですべてのホールに該当するわけではなく、一説と考えてもらえるとありがたい。
例えば関東圏のホールではればカド2・カド3。ここを狙う傾向が強い。
現に自分が設定師時代もカド2・カド3に投入するケースが多かった。常連さんが皆そこを狙うようになった瞬間、思いっきり全台カド台に入れたのはご愛嬌。この日以降、設定師が変わったと言われたのである(余談)
次に関西、ここは圧倒的にカド。とにかく「カド」なのである。
関西で多く打つようになった自分も「悩んだらカド」というのがすでに脳内の方程式に納まっている。関東人のじぶんにとってはこの「カド狙い」というのがタブーであった。
これにはもちろん理由があって、設定業務を教わる際に先輩から教わったポイントがあったからである。
「カドはお客さんの座りやすい場所だから設定はそこまで入れなくてもいいんだよ」
かれこれ10年以上前の話。今となっては「なんじゃそりゃ」な話ではあるが、確かに当時プライベートで行く店舗では「カド2・カド3」を狙っていたわけで、カドにはよっぽどのことがない限り座ることはなかった。長年関東で打ってきたじぶんにとっては明らかな違和感があり、思わず関西のホール店長にその点を聞いた。その答えは至って単純明快で
「そりゃあ、目立つからに決まってますやん!」
いやはや、文化の違いというのは恐ろしい。