久方ぶりのコラム寄稿は大好きなファッションについて。
このコラムを読んでくれている方でそこまで興味を持ってもらえるか不明なジャンル、ではあるが、パチスロネタは正直HANABIばかりなので割愛。

今年のファッショントレンドはどうやら『デニム』と『白アイテム』がキーワードらしい。

実際、行きつけのショップでもいつになく白いアイテムを目にする。正直白い洋服なんてシャツくらいしか持っていない。基本、黒・グレー・ネイビーのみが家のクローゼットを占領しているのだが、昨年、唐突に白の花柄短パンをプレゼントで頂いた。…が、一度しか履かなかった。

トレンドと言われるとミーハーなもんで、普段絶対要らないと言い切れていたものがそうでは無くなってしまうのが流行という恐ろしい所。現に白アイテムを既に何点か購入してしまっているのだから怖い。以前だったら絶対に同じアイテムでも黒やらグレーを選んでいるはずなのだが…

パチスロの流行も似たようなもので、5年前ならA+ART、現在であればAT機である。
新規則によって次なるトレンドが産まれるのは必須であるが、現行機で『次なるトレンド機』を担う候補といえば、新規則対応でまずまずの稼動をしているAT機『麻雀物語3』とAタイプの新たな可能性を感じる『HANABI』の存在、もしくは検定切れ前に再設置という形で稼動貢献している『コードギアス』や『戦国BASARA2』のような機種。

結局はAT or A+ART or Aタイプのいずれかということ。

先日数社のメーカー開発の方と意見交換を行わせて頂いたのだが、意外にもA+ARTへのアプローチは弱く、現状は麻雀物語3のような高ベースのAT機もしくはRTなどの搭載はするだろうが、基本的にはAタイプの開発が主流になるのではとの見解が全員一致の意見だった。個人的にA+ARTの復権を期待していただけにかなり残念だったのだが、これには理由があった。

『いまどきA+ARTなんて打たないですよね?』

メーカー開発の方も完全に『トレンド』を追いかけているのである。
それはそうだ。1台でも販売台数を伸ばすため、ニーズがあるスペックで面白いコンテンツ、ゲーム性のものが一番なのだから。

現にここ数年で発表されたA+ART機の寿命は非常に短く、今年11月には自分の愛した忍魂弐も3年の検定期間が終わろうとしている。
正直な意見としては『ホールに設置されていないのだから打ちたくても打てない』のがA+ART機の存在で、これからも出ないとなると愛好家たちにとっては死活問題である。

これから登場する新機種たちの方向性はまだ見えていないが、投資家であるユーザーたちの意見をしっかりと取り入れた機種がトレンドリーダーになることは間違いない事実である。トレンドが見えていない現状だからこそ各メーカーの開発の方々には挑戦を続けて欲しいと願う。