7月 9 2015
“訳が分からなくなるまで酔う”
これまで生きてきた中で唯一やってしまったのが、日本酒を一升空けた22の夜。
それ以外に泥酔の経験は無く、記憶を失って目覚めたら知らない天井…
と、いうような体験も無い。
泥酔する前に身体が受け付けなくなり、冷静になろうとする力が働くのだと思う。
だから余計目に付いてしまうのかもしれないけれど、
東京に来て、電車を利用する機会が増えたのも大きく関係している。
車両内、ホーム、駅からの帰り道にやたら泥酔している人を見かけるようになった。
とにかく声が大きいのが特徴で、
ちょっと喧嘩口調だったりすると酒乱だった父親を思い出す。
お願いだから静かに寝てて欲しい。
そうかと言って
電車の座席から転がり落ちてたり、道端で寝てるのを見ると切ないし
どうしたもんだろう。
無理して呑まざるを得なかったのか
それとも自ら領域を超えたのか
楽しかったり、ストレスだったり
理性が麻痺してしまう厄介な現象。
…
パチンコ店で泥酔した人を見たことはないけれど
「あれこれ触り過ぎて、何を打ったか覚えていない」という人は結構いそうな気がする。
そういう素質を持った人が酔ったら
やっぱり泥酔するのだろうか?
“訳が分からなくなるまで打つ”
どこか通じるものがありそうなので
今度、乱れ打ちの達人に会ったら聞いてみよう。