8月 18 2015
だいぶご無沙汰なコラム更新となり申し訳ございません(汗)
回胴連も発足してはや3年が経過する。ひとえに皆さんの応援があったからここまで大きくなったのは間違いなく、今では全国各地で試合を行える環境になったのは全国に選手が居るからこそ、本当に有難いことである。
そして3回目の「生誕祭」である回胴連総会。
現在も回胴連ホームページでも参加を募集しているのだが、いまいちテンションが低い点は悲しいところ…
当然、コミュニティとして脆弱な点も多く申し訳ないのだが、それ以外にも「パチスロ自体の面白さが低下している」点も大きく左右されているのではないだろうか?
実際、世代を問わずこういった類の話をすることが増えた。それ以上に悲しいのは同じ業界で働く店長さんや営業マンさんとの飲みの席で「いやぁ、今月1度も打たずに終わっちゃいましたよ」という話も珍しくなくなってきている現実。本来業界人はもともと好きが高じてパチンコ業界に入った方々が大半を占める業界。そのヘビーユーザーと言っても良い人間たちからこの言葉を多く聞くようになった。まさに由々しき事態。
現在、パチンコ・パチスロシーンで訴えられていることは
① これからの若い世代にどうやってパチンコ店に足を運んでもらえるのか?
② ヘビーユーザーの来店数減少をいかに食い止めるか?
上記2点が大きな課題のようだが、現在のパチンコ店でそれを解決するにはどうしたら良いのか?個人的に①はだいぶハードルを高く感じてしまう。それならば②の普段パチンコ・スロットを日常的に楽しんでいた層の来店頻度を上げるにはどうしたら良いのか?
明確かつ単純に言ってしまうのであれば「成功体験頻度を上げる」ことだろう。
要は勝ち頻度を上げるということ。
現状の等価もしくは等価に近い営業形態、さらには消費税の増税では現実的になかなか出玉でアピールしきれるような現状ではない。であれば、どうしたら良いのか?交換率を下げた営業形態を取るしか道は切り開けないと感じている。
昔話になってしまうが、等価交換など極まれだった時代。
現在のようにポータルゲームの存在はおろか、ネット自体が普及していなかった時代だからこそなのかもしれないが、朝からパチンコ店にはとにかく活気があった。パチンコで言えば40玉交換、スロットは6枚交換や7枚交換が当たり前の時代。それでも大きく負けず、日常的な大衆娯楽として確立していたパチンコ店は大衆娯楽の主役的な存在
それでももちろん、勝ち負けはあったわけで、等価に比べたら断然楽しめる確率は高かった。だからこそ日常的に通うわけなのだが、現在の等価交換の営業でその環境を目指すとまあ確実に利益が出ないわけで…
何が言いたいかというと、現在のパチンコ店は本来言われている「時間消費型」の娯楽から逸脱しつつあるということ。それに加えて機械の性能は等価向けな仕様に加えて、打ちこむレベルではなくなってきている点がさらに追い打ちをかけている。
偉そうに言っている自分も当然遊技回数が減ったのは事実。試合以外でパチンコ店に入ったのは視察で稼動状況と客数をチェックするくらい。現行の機種も決して5号機の最初期に比べたら楽しいわけで、我々が無いものネダリしているのも事実。それであれば、思い切って交換率を下げ、高設定を多数使える営業形態にすれば良いだけのことではないだろうか?
当然、現在当たり前のサービスとなっている再プレーなどの制限を設けなくてはならないが、ここは長くなってしまうので割愛しておこう。
低料金で遊べるのが低貸し遊技だが、そもそもそれも等価であればより一層高設定に期待が出来なくなるわけで意味がない。
なかなか面倒くさい話にしてしまったが、純粋にパチンコ・パチスロを今以上に楽しむ方法を業界全体で改めて行かなくては、若者はおろか、大いに愛した方々からも見向きされなくなるのではと強く感じている次第である。
そんな熱い話を今回の総会では選手・パチスロファンの方々と話したい。