ども。「あみやまたろう」ことアミーゴです。

今回は、パチンコ・パチスロの演出について
アミーゴ的考察を語っていきたいと思います。

前回のコラムの最後に言ったように
「主役は銭形」の演出は、
「北斗の拳」に比べて秀逸だと思っていいます。

なぜそう言えるのか?

昨今の特に液晶のあるパチンコ・パチスロは、
大半が負ける演出で成り立っています。

いくら収支で勝ってる人でも、演出数において
「勝つ演出>負ける演出」となることは
ほとんどありません。

基本は負ける。けれど、たまに勝つ。

これがパチンコ・パチスロの演出サイクル。

例えばケンシロウやウルトラマンのように
原作で強い象徴、無敵感のある主人公を
この演出サイクルに安易にハメ込むと…

毎回、ケンシロウがシンやサウザーにボコられて
牛乳吹き出すあの絵を散々見せられるようになる訳です。
世紀末救世主クソよえぇ(笑)

それでもケンシロウは、シンやサウザーには、
一度敗れてたりするので、何とか無理矢理
納得できない事もないですが…
最近ではデビルリバースやハート様にまで負け始める始末。

原作をリアルタイムで読んでいて
その無類の強さを誇るのを知ってるだけに
見ていてストレスが溜まりやすくなります。
(というか原作サイドによくNG出されなかったなと)
さて、では「主役は銭形」だとどうなるでしょうか。

設定として銭形警部は優秀なICPOの刑事ですが
原作では、ルパンに毎回してやられる役回りです。

でもたまーにルパンを逮捕したりするんですよね。
すぐ逃げられるけども(笑)

そしてこれは、そのまま演出サイクルにハマります。

演出失敗しても
「とぉつぁんなら負けても仕方ない」
「次は頑張れよ!」
「お!?ルパン捕まえた!あ、また逃げられた(笑)」
という風に、負けの頻度が原作の強さに合っているため
すごく腑に落ちやすくなるんですよね。

「これは上手い事作ったものだなぁ」と
当時から感心して打ってました。
最近の機種で言うと「魔法少女まどか☆マギカ」の
「ワルプルギスの夜」なんかも良い例ですね。

「ワルプルギスの夜」は、原作で「ほむら」が
何度立ち向かっても勝てなかった最強の魔女。

絶対にいつかは終わり(=負け)が訪れる
特化ゾーンにおいて、すごく納得感のある良い演出
だと思います。
では原作が「北斗の拳」のような無敵感のある
コンテンツの場合、納得感のある演出サイクルに
する事はできないのか?

この問いに「北斗の拳 百裂天翔」をはじめとする
昨今のパチンコが1つの解を出してくれていました。

ご存じの方も多いと思いますが
百裂天翔の場合、バトルに入ると
まずラオウやサウザーといった強敵の前に
「南斗五車星」が立ちふさがります。

演出サイクルは、負け演出が多いので
大半はここで負ける事になります…が
原作で「南斗五車星」は全滅しているので
敗北しても納得感はあります。

そしてここでケンシロウが登場すると
大当たり期待度も上昇するため、キタコレ!
となる訳です。まさに救世主的登場ですね。

当然、ケンシロウが負ける事も多いですが
それでも前半で毎回牛乳吐かれるよりは
だいぶ納得感がある演出構成だと思います。
最後に、今回例にあげた演出考察については
あくまでも原作がアニメや漫画といった
インタラクティブ性の無いものに限ります。

例えば原作が「ゲーム」の場合は
ゲーム自体、ゲームオーバーを繰り返して進むもの
なので、負けてもそれほど違和感は無いですし

「オリジナル系コンテンツ」の場合は
そもそも原作が無いので強さの指標もなく、
この演出サイクルで違和感を覚える事は少ないかなと。
…と突っ走って色々書いてきましたが
如何だったでしょうか。

まぁプレミア演出や出玉も大事ですが、
個人的にはこういう通常時も重視して
好きな台を選んでますよというコトで!

ではまた次回のコラムでお会いしましょう♪

To be continued