3月 15 2016
今回は、『設定推測してますか?』をテーマにします。
基本的に設定推測とは、
雑誌等で公表される機種の数値を元に、
目の前の台の有る無しを判別していくこと。
小役確率、状態移行率、モード移行率、○○当選率等、
判別すべき要素は機種によって違えど数多く存在する。
確定演出が存在する機種は、
それが出れば鉄板となるけれども、
存在しない機種となれば、
定められた数値と照合して推測していくしかない。
ここが甘ければ、結果として高設定を捨てることだってあるし、
逆に言えば低設定が高設定の動きをしてしまって騙される、
なんてことも日常茶飯事に起こるのが今のパチスロ。
実際の設定とホールデータを見比べたりする機会のある人は、
よくわかると思う。
推測のお話をする際に時折、
「○○は関係ないです」ということを聞くことがある。
先日、こんな話を耳にした。
【例1】
■バジリスク2
巻物からの開眼チャレンジ当選率
■魔法少女まどか☆マギカ
スイカからのマジカルチャレンジ当選率
【例2】
北斗転生の強チェリー確率
例1の2機種を比較した際、
1と6の数値は同じ値で、その他の設定毎の数値もほぼ近似値。
なのに、
「巻物からの開眼はサンプル取って判断するけど、
スイカマジチャレはブレるので無視する」
と言っていた。
例2はそこそこの差が存在しているはずなのに、
「1日単位だとブレるので参考外、むしろ関係ない」
と言っていた。
因みに分母にそれほど差がないジャグラーのぶどうは数えるらしい。
同じ設定を打っても打ち手によって違う結果になるのは仕方ない。
経験則から来るものであろうことはわかるが、
これで果たして設定推測をしていると言えるのだろうか?
私には設定推測を放棄しているようにしか映らない・・・
そもそも毎度毎度同じ結果に落ち着くほど、
今のパチスロは簡単ではない。
確率が定められているのに「関係ない」と言うなら、
設定推測そのものの定義が消滅しているとさえ思える。
その考え方で結果が出ているのなら、
それはそれで「正」なんだろうけど、
間違った方程式の上に導き出された結果が「正」になってしまったのなら、
真実を知る立場の人からすれば大変興味深い結果だと思う。
「6だって言ってるけど実は4なんだよな」
実際、これは何度か耳にしてきた話。
4を6だと勘違いする打ち手が多くなれば、
それだけ6の存在感は薄くなる。
4でも満足するということになるわけだから。
あくまで個人的見解ではあるけど、
確定告知がない機種で「6」だと断言できるのは、
本当に凄いことだと思う。
個人的には「6挙動」という表現が正しいのかなとは思うけど。
6が6の挙動を示さないことが多々あるのが今の時代だし、
1が6の挙動を示すことがあるのが今の時代。
もしかしたら我々は、
6という幻を見せられている日々を送っているのかもしれない。
それでは次回更新まで、ごきげんよう。
次回『低貸しとの向き合い方』