4月 14 2016
関西一ノ玄人・坊や蛍「報恩謝徳のメメントモリ ~第10回~」
今回は、『煽り』をテーマにします。
雑誌、取材、お店のメール、ブログ、最近ではラインの配信まで、
最近のお店は色んな手段でお客様を楽しませてくれます。
今回はそんな「煽り」をテーマにしますが、
中でも「特定機種煽り」について考えてみたいと思います。
色んな考え方があると思いますので、
あくまで私の考えです。
この特定機種煽り、要りますか?
私は正直なところ、
要らないと思ってます。
「お客様との絆を大事に~」
この文章の中で「絆」という文字が赤くて大きいとしましょう。
誰もが時代の象徴ともいえるバジリスク絆を想像するでしょう。
私みないにひねくれてる人はひぐらし絆を想像するかもしれません。
予想通り、朝は抽選で良番引いた人間が絆に殺到。
日本全国でよく見かける光景ですよね。
煽り文句には絆以外を示す文言は見当たらない、
若しくは絆以外を示す言葉があったとしても、
良番を引けずに座れなかった人はどうするか?
選択肢は2つ。
■諦めて他の店へ行く
■他の良台を探す
前者の行動は明らかに煽り以外が弱い特徴がある場合。
後者の行動はは正真正銘のギャンブルにも取れますが、
ここはお店次第といったところ。
抽選時と入場時で人数が減ってしまった場合、
それはわかってるお客さんが減ったという可能性が出てきます。
そうなると基本的には、
煽られてない=ハズレ濃厚
と捉えるのが自然の流れだと思うんです。
この流れ、非常に非効率だと思いません??
最初から全機種チャンスの方がいいと思うんですよ。
しかも中には煽るだけ煽って当たりはどこ?
みたいな現象が少なくないのも悲しい現実。
お店は台を動かしたいのかもしれません。
そもそも、煽らないと動かない機種ってどうなんでしょう?
その機種が面白いから設置されるのか、
煽り対象として使いやすいから設置されているのか。
例に出した絆は完全に後者だと思うんです。
「お店も慈善事業じゃないので回収はどこかである」
ごもっとも。
ただ、煽って回収するより、
全機種チャンスで回収した方が、
お客に与える印象は幾分マシじゃないでしょうか。
例えばメイン機種は全て回収、
けれどもジャグラーは厚めということをすれば、
回収はしっかりできるはずです。
出てる、若しくは6が見える台があるなら、
その比率が少なくても使ってると印象づけれます。
6がある、6が見える状態に身を置いて文句を言うのは、
単なる我が儘ってもんでしょう。
お店としては「使ってる」ことになりますからね。
それは読み切れなかった打ち手の問題となります。
「打ち手も慈善事業で来店するわけじゃない」
煽るからには誠意を見せてほしいと思うんです。
偏った営業をすると次第にお客は離れていきます。
特定機種煽りで回収したら騙されたってなりますからね。
当たりが1台でもあればまだ許せる。
しかしどう見てもゼロなのは完全に騙してるわけです。
「お客が勝手に期待してるだけ」
こういう発想で営業されたら、
打ち手としてはたまったもんじゃないですね。
近寄らなければいいだけなんですけど、
なんか悔しいですよね。
特定機種煽りが浸透しすぎてしまってる今、
場所、時代に合った立ち回りをするのが、
今の我々に求められていることなのは事実。
悲しいことですけど、
受け入れなければいけません。
私は受け入れられないから、
地元ではほとんどスロットは打たないんです。
負けて納得がいかない環境なんて、
行く価値すら見出せませんから。
それでは次回更新まで、ごきげんよう。
次回『馬券を当てよう』