さて、スパンとしては短い方なのかどうか

二回目のコラムになる訳である

 

アナリストMだ( ゜Д゜)y━┛~~

 

こういう場がいただけるのは素直にありがたい

 

ブログでは色々と制約も多いので←

 

読んで頂いた方々からは感想も頂いた

 

少しは読み物として価値を見出せる物が書けたのかなと

 

して、この第二回においては

 

「機種選定」というヤツについて書かせて貰おうと思う

 

店舗の個性の現れる部分でもあり

 

無個性の現れる部分でもある

 

と思ったのだが、

その前にどうしても話しておかねばならない事がある

 

この話をまずさせてもらってからで無いと

機種選定の話が出来ない

 

という訳で、今回と次回の二部構成にて

(三部にならないように努力します)

機種選定の話とさせて頂く

 

ではどうしても話ておかねばならない事とは何か

 

新台の話である

 

「新台効果が薄れている」

 

コレは厳然たる事実である

 

一昔では済まない、二昔前であれば

「新台入替」というのぼりがはためいてさえいれば、

多くの打ち手がこぞって並ぶ様な状況

 

ドコの店舗もとにかく新台

 

営業戦略もクソも無い

 

とにかく新台を大量に入れる

 

それだけで十分

 

それだけが正義

 

そんな状態なものだから

 

ドコの店舗に置いてある機械も一緒

 

ホールの大小の差はあれど、

コピー店舗が跋扈する市場だったのである

 

そりゃあ、そんだけ新台様々になれば

現在の抱き合わせを始めとする様な

メーカーの営業方法の下地も出来てしまうのは

いたし方ないのかもしれない

 

さて、現代に話を戻す

 

最早そんな遥か彼方の過去の状況は見る影も無い

 

市場規模が違う

 

遊戯人口が違う

 

機械スペックが違う

 

「新台がとにかく弱いんだよ!」

 

コレが多くのホールの叫び声であろうか

 

はい

 

ココでうなずいた覗き見ている業界人の方

 

一つ答えて頂きたい

 

では、

 

「新台の何が弱いのか?」

 

実はコレに気付いている店舗はまだまだ少ない

 

とにかくスペックが悪い!

と勘違いしている店舗がまだまだ多いのである

 

出玉性能は確かに、

4号機の頃と比べれば、落ちたと言わざるを得ない

 

遊戯人口も減った

 

市場規模も縮小した

 

だがソレ等は原因ではなく

 

あくまで、新台の弱い部分

 

・・・厳密に言えば答えは新台のせいではないのであるが、

 

その答えによって導き出される

副産物でしかない

 

もったいぶる気は無い

いいかげん答えを言わせて頂くと

 

新台の「プロモーション力」が弱まったのである

 

あまりにもこのパチンコ業界というのは

 

「プロモーション」というものを

ないがしろにしすぎた

 

新台が最初から持っている

集客能力に頼りすぎていたのである

 

機械が勝手にプロモーションしていたと言っていい

 

今時、

 

「新しいの出たよ」

 

と言った程度で売れる商品がどれ程あるだろうか

 

チラっとは見るだろう

 

で、

 

「へぇ。」

 

で終わる

 

そりゃそうだよ

 

今世の商品はまずこの「新しいの出たよ」という一言を聞いてもらうために

前段階の努力がある

 

プロモーションのためのプロモーション

 

コレがあって当たり前なのである

 

一風変わったCMであったり

 

わざと悪い事を言ってみたり

 

人気のアーティストを使ってみたり

 

更にそうしてなんとか、

新しいものが出た事を知ってもらった上で

 

商品その物の説明を分かり易く、尚且つ

「面白く」訴えるのである

製菓会社のCMや、携帯キャリアのCMなんかは

こういったプロモーション力が非常に高い

 

我々よりもずっと以前から

「プロモーション」という戦場で戦っていた訳なのだから

当然と言えば当然

 

我々の業界はと言えば

 

今の状態を簡単に説明すると

 

「え?新台入ったじゃなくて、こんな新台で、こういうトコ面白いって言わなきゃ駄目なんじゃね?つかさ、どんな新台でも動くって訳じゃ無いんじゃね?」

 

という、

今やっとこさ気付きました、という状態。

 

信じられない事だが

 

いまだに新台を大量に入れれば

世は事も無し、と思っている店舗は数多ある

 

王道営業などと呼ばれる手法とも呼べない手法だが

 

名前負けもはなはだしい

 

今一番やってはいけない営業方法と言っていいのではなかろうか

資本力のクソ高い店舗は別かもしれないがね

 

新台ってそんなにつまらない物だらけだろうか?

 

今高稼働を誇る

 

マジハロ5

 

偽物語といった機械

 

これらはA+ARTではあるものの

 

ARTの純増枚数は従来機械に比べると少ない

 

が、その分をスペックの他の部分に割り振っている

 

演出には楽しませるという事を最大念頭に置いた措置が見られる

 

確かに駄目だとレッテルを貼られる新台もある事は認める

 

だが、

 

ウチの機種選定は間違ってない

新台これだけ入れてるのに

集客効果が望めないのは全部メーカーのせいだ

 

等と言っている様な業界人はいかがな物かと言わざるを得ない

 

というより、まだそんな事いってんのかお前、と思う

 

この部分

 

新台効果という部分に関しては、遥かに打ち手の方が敏感である

 

店舗がまったくと言って良いほど

プロモーションを行ってこなかった業界である

 

打ち手が自分で調べ、自分で評価する能力というものが

成熟している業界なのである

 

何も考えず

 

新台を入れる

 

コレは機種選定と言えるのだろうか

 

打ち手はそんなもの、すぐに見透かしてしまう

 

当然の如く通路と化し

 

はたしてそのコストはかけるべきコストだったのか?

そのコストは俺達が背負うんだぞ?

 

とまで、打ち手は考える

 

新台を買うなという話では無い

 

新台は良い物は買うべきである

 

が、扱いきれないなら買うべきではない

 

今はとにかくコストをかける!という時代ではない

 

とにかく導入前のコストを減らし、

浮いたコストをホールに落としこむべきだ

 

今の新台のスペックはこう訴えている

 

「ホラ、僕たちなら、色んな設定使えるはずだよ!

僕たちはしゃべれない。だから僕たちを上手に使って欲しい!

面白いんだと訴えて欲しい!」

 

台は、

 

生き物である

 

可愛がれば、相応のものが手に入るだろう

 

野ざらしにすれば、相応の報いを得るだろう

 

「新台が弱い」という考え方からは早々に脱却し

 

自身のプロモーション力、使い方

 

コレを見直すべきなのだと俺は思う

 

中古機の活用というのは今に至っては必要不可欠なもの

 

しかしホールを見渡しても中古機まみれでは、

ただの古いホールに成り下がる

 

輝く新台もある

 

上手に扱えている

 

その上で旧台がある

 

新台と同じくらい力が入っている

 

そういう店舗が、これからは生き残っていくんだろう

 

だってそんなホール普通に面白いよ

そういうトコでやっぱり打ちたいし

 

だからこそ俺はそんなホールを目指している

まぁまだまだなんで、コラムでは大分、

棚上げさせてもらって書かせてもらうとする

 

はい

 

といった所で今回はここまで

 

次回は今回の話を踏まえた上で

 

新台旧台合わせた機種選定の話をさせて頂きたい

 

長文ですまんね

 

熱くなっちゃったよ

 

せばな( ゜Д゜)y━┛~~