5月 7 2016
「ハイエナ」という呼称
古来、パチスロの戦法に「ゾーン狙い」というものがあります。
ゲーム数管理の台で履歴からモード推測をしてチャンスゾーンやボーナスをピンポイントで狙うこの戦法は昼や夕方からホールに入る打ち手にとっては非情に有効な戦法な訳です。
個人的には開店から腰を据えて打ちたいタイプなのであまり採らない戦法ですが、ゾーン狙いができる人は素直にすごいと思う。
ゾーン狙いをするには台に関する知識が必須であり、中途半端な知識で打つとただの浪費になっちゃいますからね。
据え置きなども視野に入れ、当日ゲーム数だけでは判断できない部分も含めると
立ち回りとしては上級の部類に入るゾーン狙い。
いつの頃からか「ハイエナ」と呼ばれるようになりましたが、個人的にはこの「ハイエナ」という呼称が嫌いです。
いつからそう呼ばれ始めたのかは知りませんが、人が打った後の台に座って美味しいところだけ持っていくことへの揶揄なんでしょう。
ゾーン狙いはあくまでも「勝つための選択肢」であって、それを屍肉を食べる動物に例えるのはどうにも違う気がする。
むしろ、美味しいところ直前で台を捨てる方が悪い。
自分で台を捨てておきながら、それを人に座られたからといって「エナられた」というのは筋違いにも甚だしい。
エナられたくないのであれば、知識を身に付けてお財布と相談して安全圏で止めれば良い訳ですしね。
さらに言うのであれば、ゾーン狙いをしている当人達も自分達の立ち回りを「ハイエナ」「エナ活」と呼んでいることも釈然としないんですよねぇ
「ハイエナ」という言葉が定着し、当人達は自然と使っているのかもしれないが、自分の立ち回りをわざわざ揶揄する必要はないと思います。
堂々と「立ち回り」「勝ちに行ってる」と言って良いと思う。
マナーも何も守らず、台にピッタリ張り付いてる「リアルハイエナ」もたまに見かけますが、ホール内を回遊して知識とホール状況から美味しい台を探し出す行為は決してハイエナではない。
ハイエナという言葉を否定するからには、それに代わる言葉を用意する必要がありますね。
「立ち回ってる」感があり、かつ揶揄にならない言葉。
ハンター、狩人、宝探し、履歴チェッカー、観察者・・・
どなたでも結構です。
誰か、クソみたいな語彙しか持ち合わせないわたくしに広辞苑の立ち回り方を教えてください。