皆さんのお財布にはいくら入ってますか?

最低限決まった金額を常時入れてる人もいれば、必要な時に必要な分だけ入れてる人もいるだろう。

筆者はどちらかというと後者に該当する。

学生時代、女性と食事に行く時は近隣のホテル数件の部屋代を調べて予算を構築するというドロッドロの黒歴史もある。
収入が安定する社会人になってもこのクセは抜けず(ホテル代はカードを使う様になりました)、その日の予定で使うと思われる金額+αを財布に入れるのが常だ。

朝からパチスロを打ちに行くという日は状況次第だが10万は財布に入れておく様にしている。
意図的に金額を少な目に入れて打ちに行く事もあるが、基本的には上記の金額で固定している。

ただ、パチスロを打つ為に10万財布に入れるというのが果たして正常なのだろうかと疑問に思う事がある。

10万は大金です。
収入が増えようが、住まいがヒルズになろうが、大金である事に変わりはない。

筆者が所属する回胴連の選手が書くブログでは大勝ちするのと同じ位大負けの記事も目にする。

筆者も例に漏れず、記事には8万負けやら6万負けなど物騒な数字が並んでいる。
以前ブログでも触れたが、今年4ヶ月の凱旋単体の収支がマイナス86万だと人に話すと大体の人はドン引きする。

パチスロを打った事ない人がこれらの記事を見た時、恐らくパチスロは大金を積む遊びという印象を持つだろう。

当たりが重い、吸い込みが早い、当たっても出ない、設定が入っていない等の観点からメーカーやホールを批判する声を良く聞くが、それだけが原因ではないと思う。

使わなければ金は減らないのだから。

ここで問題になるのが金銭感覚のギャップだ。

パチスロ打ちは「まだ1万」と言うかもしれないが、パチスロを打たない人からしたら「もう1万」なのだ。

同じ1万円でもパチスロ打ちとそうでない人との価値観に大きなギャップが出来てしまっている。

稼いだ金をどう使おうと他人がとやかく言う事ではないと思うが、1日の内数時間で10万弱の金額を失うという事が常態化しているのは正直異常事態だ。

内規が改正され千円辺りのベースが高い機種が続々とリリースされているが、ホールへの滞在時間が延びただけでトータルの消費金額は変わらないのではないかと危惧する声も聞いた事がある。

パチスロがギャンブルである以上負けのリスクは必ず付いて回るが、大負けのリスクは打ち手次第でどうとでもコントロール出来ると思う。

筆者は先月からパチスロを打つ際にある取り組みをしている。

財布に4〜5万だけ入れてホールに行くという事だ。
あえて大負け可能性を排除した上でどれだけ立ち回れるか、楽しめるかを試行錯誤している。

収支的な結果は伴っていないが、財布に10万入ってなくてもパチスロは充分楽しめるという事だけは自信を持って言える。
収支表にマイナス10万という文字を記入せずに済むというのは精神衛生上も若干だが気が楽になる。

この取り組みのおかげで、今年5月までの凱旋単体収支が97万で収まった。

マイナス100の大台に乗らなかったのである。

助かった。