何事に関してもポジティブから入る人とネガティブから入る人という2パターンがある。

筆者はポジティブから入るクチだ。

舟券を買う時は万舟になることを願うし、どストライクの女性と話す時は3秒で惚れられる事を想定する。

ホールに入った時は座った台が設定6であると想定して座るし、1発目のレバーでフリーズする事を想定して叩く。

パチスロの上手な人々は逆にネガティブから入る人が多いように思える。
天井狙い等は天井まで当たらない事を想定するのだから、言ってみればネガティブに類するだろう。
主観だが、ネガティブ先行でパチスロを打つ人は足し算をしている様に思える。

偶数挙動や小役確率を積み重ねて良い台だという根拠を積み重ねていく。
悪い要素があればそれを理由に台を離れる。
悪い要素を多数派として扱っているという感覚。

筆者は真逆で引き算をしていくタイプだ。
基本的に座った台は6だと想定し、出玉に関しても座るからには万枚を狙う。
悪い要素を少数派として扱うので6と思える要素が残っていれば続行。
良い要素が一つも無くなったら台を離れる。

リスクを最小限に抑えて勝率を上げるには前者の方が効率が良いのだろうが、どうにも筆者は足し算方式が苦手だ。

勝ち方よりも楽しみ方を重視するからだ。
もちろん勝つに越したことはないが、ヤメる事を想定して打つよりも最高の展開を思い描きながら打つ方が楽しい。

「このまま打つと天井を意識しなければならないのでヤメる」よりも「天井まで回してぶっ壊す」という考えだ。

せっかく休日に朝からホールに行って金を使うのだから気持ちだけでも常に前を向いていたい。
前向きに打ち続ければきっといつかは報われると信じているからだ。

信じるものは救われる。

そう思いつつ、凱旋で今年12回目の据え置き天井単発を喰らった時刻は13時45分。