6月 1 2017
最近パチスロの解析で良く目にする文言がある。
設定1でも100%のペイアウト。
技術介入要素の高いノーマルタイプで使われる事の多い文言だが、最近はART機でもリセット時はという条件付きで使われることがある。
世の中に1番多く存在する設定1をメーカーやメディアが打ち手に対してポジティブに表現する要素の1つだ。
要するに甘いという事なのだが、大事な事を忘れてはならない。
設定1はあくまでも設定1。
つまりは最低設定なのだ。
極端な物言いをすれば、あらゆる要素に対して冷遇されているという事だ。
状態が移行しにくい。
小役が落ちない、仕事をしない。
初当たりが遠い。
ペイアウトが100%を超えると言ってもこの面は変わらない。
設定1を打つ時のストレスは打ち手の誰もが少なからず経験しているだろう。
ペイアウトという何百万ゲームの試行の上で算出された理論値を頼りに設定1のストレスに立ち向かうのは正直なところ遠慮したい。
ベルが落ちず、1000円で20Gしか回らないハナビを打ち続けるにはGABAチョコレートを鼻血が出るほど食べても足りないだろう。
甘い台を否定はしない。
むしろ甘い台が出てくれるのは嬉しい。
甘い事を理由に立ち回るのも否定はしない。
だが打ちたいのはあくまでも設定6だ。
設定1でも100%を越える事が免罪符になってしまっては元も子もない。
とはいえパチスロに設定という概念が存在する以上、設定1を触る事を完全に避けるのは難しいだろう。
パチスロを楽しむ為には設定1だとしても前向きに打つ理由が必要だ。
そうなってくると設定1でも100%という文言を全面的に否定する事も出来ない。
パチスロを打つには根拠を持つ事が大事だ。
数値に支配されたパチスロというスポーツにおいて、ペイアウト100%超えという根拠は申し分ないだろう。
少なくとも、小役を並べさえすれば勝てるという根拠で6万負け中の凱旋を続行するよりは最適解と言える。
どなたでも結構です。
7枚目の1万円札をサンドに入れるのを思い留まる根拠をください。