こんにちわ、19renです。

前回のコラムで、「パチンコは小さい頃に親に連れていかれてそれ以来」と書いたんですが、後になって考えたら、まるで小中高の間もずっと打ってたような物言いだと気付きました(汗)。勿論そんな事はなくて、「親に連れられて行ったのが初めてで、そこでパチンコの存在を知り、大学生になってから行き始めた」というのが正解です。…いや本当に。

さて…パブコメの期限が来て、これからどうなるのかと思っていたら、9月4日に総務省から回答が出ましたね。

意見募集が約一ヶ月。締め切って一ヶ月後に回答発表。へぇ、回答出すんだ?というのが私の感想でした。どうせうやむやになって、ある日突然、条例みたいなものが出来るんだろうなと思っていたから。

集まった意見は 14,838件 だったそうです。そしてその結果はpdfファイルになっていて誰でも閲覧可能です。意見を出した人も出さなかった人も、募集した意見がどのようなものだったかと、それに対する総務省の回答がどうであったか、是非読んでみてもらいたいと思います。

読む暇ねーよ!という方のために私がまるっとサラッと書きますと…

回答書の序盤は、「寄せられた意見」がどのようなものだったか、出玉規制について「賛成」と「反対」の意見が並べられています。賛成意見は、「パチンコが大衆娯楽に戻るのでは」、「射幸心を煽られなくなるだろう」。反対意見は、「客場慣れが進む」、「依存症対策にはならない」というもの。

その下には、総務省からの説明として、今回の規制は依存症対策であり、効果があるだろうと思っている事について書いてありました。私的にはここまでを読んだ時点で、「うーん」なのです。何故って、賛成、反対どちらの意見もあるとしながらも、「いや、この規制は依存症対策になるから」と、結論を持ってきてるんですよね。「ま、色々意見はあったけど、ウチらの意見はこうだから」というのを冒頭に持ってこられたら、その後読む気にならないじゃないですか? 意見は募集したけど、聞く耳持たないみたいな。

その圧力的な結論を薄めるがごとく、「他の意見」がその後に続きます。賛成と反対以外の、「こんな意見がありましたよ」の紹介です。「4円貸しを引き下げれば?」「入場規制すれば?」といった意見。しかしそれらに対しても、総務省曰く、「低貸しがある程度メジャーになっている」事と「そもそも来店する頻度を問題視しているから」という回答。

色々みんな言ってるけど、今回の規制は「依存症対策だから」で一蹴してしまう報告書、7ページ中4ページ目までのまるっとしたまとめですが、私はここまでで既に「なんだかなぁ」です。法律や条令(?)や、その業界内(組合とか)で決められた約束ごとがあって、「そこで認められているから」という理由で「それは出来ない」と言うのなら、パブコメなんか募集しなくて良かったのでは? と思ってしまうくらいの強引さを感じました。

パチンコに設定を導入するか?という事も書かれているのですが、(6段階の)設定をつけたところで出玉規制はもう決定事項なので、設定をつけても無意味ダヨー、と、私は読みました。そう読めるような説明文になっていました。

回答の終盤は、「高射幸性のある機械は期日までに撤去してね」で締めてあります。意見を元にして修正点もあるよ、とは書いてありますが、結局のところ出玉規制に影響を与えるレベルの話ではないように思えました。

私なりの解釈ではこんな風に感じたのですが、皆さんはどうでしょうか。出玉規制とは何か、総務省がいわんとしている事は何なのか。本当の目的は何なのか。これから先、目の前のデータカウンターの数字を眺めればいい時代ではなくなります。是非、pdfファイルを読んでみて下さい。



総務省サイト(「意見募集結果」というpdfファイルへのリンクがあります)
http://bit.ly/2fDoOwk