2月 23 2020
いわゆる似て非なる物というのは世の中に沢山ある。
一口に似て非なる物と言っても加藤あいと阿藤快の様に字面が似てるだけのものもあれば、純愛と泥沼不倫の様にヤってる事は同じでも中身の意味合いがガラリと変わる物まで様々だ。
パチンコ・パチスロで人気の続編が出ると、「あんなのは◯◯じゃねぇ」と言った具合の批判を目にすることは良くある。
批判者からすれば似て非なる物ということだろう。
取り分け新しいゲーム性を組み込んだ台への風当たりは強い。
逆に旧機種のゲーム性を上手に踏襲した機種はすんなり受け入れられる。
最近で言えばバジリスク絆2。
ご存知、近代パチスロの歴史に名を残す絆の後継機。
ネームバリューと試打動画などを踏まえた前評判で競争率が高くSNS上でも導入から書き込みを見ない日はないが、評価は概ね良好の様だ。
「絆2はまんま絆である」
こういう言葉をよく目にする。
5号機でヒットした機種の続編が5.5号機、5.9号機そして6号機として世に出ると、どうしたって出玉力では劣ってしまう。
5.5なら純増枚数で、5.9号機と6号機なら有利区間やリミッター。
これらの変化でどうしても5号機の様な一撃性を持てないからだ。
そうした中で「まんま◯◯」という好意的な評価を得られる機種が6号機登場から約1年半で出てきた。
打ち手が有利区間やリミッターに慣れ始めてきたという事や5号機撤去が進んでいるということもあるだろうが、それとは別でパチスロ開発者の中にはやはり天才がいるのだろう。
このコラムで過去に号機や規制が変わるタイミングで書かせてもらった文言があるが、再び使わせてもらおう。
「終わった」という話が出て、終わった試しがない。
6号機のゲーム性に対して「まんま◯◯」という評価が増えるのは良いことだし、そういう評価が出てくる内は「終わる」ことはないのだろう。
同時に「こんなの初めて」という全く新しいゲーム性もどんどん増えて欲しいと思う。
新台を打つ時、どうしても似た様なゲーム性を持つ機種が頭に浮かんでしまう。
人生で言われた記憶がほとんど無い「こんなの初めて」。
言われることが無いのであれば、せめて言う側に回りたいものです。