私が初めてスロットに触れたのは大学時代でした。

大学の友達に「絶対勝てるから」と連れてかれたのが大学から一番近いホールでした。

多分その時の機種はスーパープラネットだったと記憶してます。

既にクランキーコンドルやダイバーズなどの4号機もあった頃です。

前提としてホールにある台は今で言うジャグラーのようなノーマル機しかない時代です。

 

そして俗にいう「モーニング」というものがあった時代です。

モーニングは最初からボーナスのフラグが立っている状態の事で

当時は1枚掛けで普通に回せるものなんで

朝から1枚掛けでカニ歩きしていきます。

そしてそのままビッグボーナスが当たるんです。

私にとっては衝撃でした。

 

「パチンコ/パチスロは負けるもの」

 

お金を払って楽しむ遊技と捉えていたからです。

普通に考えれば、ホールが成り立つってことは

お客さんが負けてお金を投資した分を店が持って行くわけで

負けるのが当たり前だと思っていたんですね。

 

ただこのモーニングに関して言えば、100%勝てるのは間違いない事実で

あとは、そのままコインを流すだけ!

・・・と思ってたんですが、開店1時間は流せないルールなようです(笑)

それでもビッグ1回分は浮いた状態から始まるわけで

基本的にほとんど負けることはなかったです。

 

「パチスロって勝てるんだ!」

 

これを知ってしまったS青年はその後ドップリはまる事になります。

当時の必勝系の雑誌を読み漁り

 

「クランキーコンドルは目押しさえできれば勝てる!」

 

最初は全く意味が理解できませんでした。

「赤7をひたすらビタで完璧に狙えば揃うぜ!」 とか友達同士で話してた位ですから(笑)

フラグの意味を理解していなかったんですね。

でも打つ度に、パチスロとは本来こういう抽選方式でやってるんだとか

テーブルがどうとか、だんだん理解するようになってきます。

 

そしてまず小役をきっちり取らないと損をするという事を覚えました。

当時は今みたいに優しくなく、中リールや右リールでメイン小役を簡単にこぼしてしまいます。

もちろん左リールでもチェリーをこぼします。

チェリーは今みたいに特殊なレア役ではなく、メイン役としてバンバン成立するものでした。

こういうものを全て取っていき、当時話題になった「リプレイハズシ」を覚えるようになります。

リプレイハズシというのは、現在の「ひぐらしのなく頃に煌」のJACハズシに該当します。

小役ゲームを引き伸ばせばその分、ビッグ1回分の獲得枚数が増えるわけです。

 

最初はもちろん目押しなんてできません。

小役をきっちり取る為の青7すら見えません(笑)

何で判別すればいいのか試行錯誤して、青7の淵の金色に光る部分を見てればOKなんだと。

キラッ、キラッ、キラッと青7だけを狙えば小役は全てを取れるのです。

そしてハズシするには左リールにある2つのコンドル図柄を狙い分けしなければなりませんでした。

2つとも見えちゃってどっちかわからない・・・。

そんな時にこうするといいよ!と聞いたのが「繋ぎ目」基準です。

リールはアナログですから、必ず繋ぎ目というのが存在します。

その繋ぎ目からのタイミングで外す方のコンドル図柄を目押しするんです。

リールが1周するタイミングを極めるとボコッ(繋ぎ目)・・・バン!って止めると外せるんですね(笑)

このリプレイハズシもできるようになって

 

「クランキーコンドルは目押しさえできれば勝てる!」

 

これが現実的になってきました。

■設定1
BIG確率 1/277
REG確率 1/481

この確率で引いてても実際に勝てるようになったんですよね。

この感動はなかなか分かり合えないと思いますが

今のようにデータカウンターが履歴も見れない時代に

ひたすらメモを取りつつその日の確率が設定1以下でもプラスだった時には

 

「これだ( ゚д゚ )クワッ!!」

 

となりましたね(笑)

そして、コンドルの虜になった私はいつしか毎日ホールに通うようになっていく・・・。