スロット好きの集まりで、世代間に幅があると

「初めて打ったの何?」

あたりが取っ掛かりで
4号機か5号機か、それより以前か、なんて話に良くなる。

そしてそこからおっさん連中が

「昔は時速5000枚と言われた鉄火場で」
「ストックという概念があって、だから今も『解除』という言葉が」
「モーニングがあった頃は台取りで血みどろの」
「○モノの×ン×ガ×フとか連チャンがもう」
「スタンプサービスで大花火の設定6が」

と語り出して、
若者たちは「また始まった…」と思いつつ
話を合わせてくれたりするのが定番だったりする。

しかし、彼らには圧倒的な好奇心と行動力がある。
これは擦れて枯れてしまった者には無い、かけがえのない力だ。

若さという時間が限られた力だからこそ、彼らは輝く。
ちょっとしたミスや過ちなんか乗り越えて、
自らの手で未来を切り拓いていくのだ。

ameba上に回胴連20′sのぐるっぽが自主的に作られると、
すぐに2~30名が登録しただろうか。

彼らは回胴連の連れ打ちに参加するだけでなく、
メンバーだけのオフ会や連れ打ちも積極的に開催する。

覚えているだけでも神楽坂、秋葉原、橋本など
さまざまなホールで活気ある風景が見られたものだ。

そんな時に行き過ぎた面や周囲への配慮不足などがあれば、
優しく戒めるのが年輩者の役割でもあり。
だが、回胴連のスタッフや年配のメンバーも
彼らのことは温かく見守り、協力は惜しまなかった。

……と思う。
こういったことは受け取る側によって印象はいくらでも変わるものだ。