4月 29 2015
ここ最近でマルホン、奥村と名前の通ったパチンコメーカーが倒産しました。
現在開発は液晶機がデフォで、役物も必須。
売れたものを真似するのはどこの業界も一緒ですが
同じ事をやるにはやはり予算がかかります。
メーカー下請けの某開発会社の友人とこないだ久々に会ったのですが
そこの会社では今現在の案件が、パチンコの「リーチ3種類のみ」を作ってると。
それだけを切り売りして開発とかもあるのねという感じ。
それを考えるとメーカーは他の演出についてはまた別の会社を使うのだろうし
管理コストも膨大にかかるのが予想できます。
リーチ1つとっても他のデザインとの兼ね合いで合わせないといけない事が多いでしょうし
修正もかなり多いでしょう。
更に追加予算が必要になり、役物と合わないから修正などもありそうです。
とにかく売れるには液晶機がベース。
ここ数年でそういう土壌ができてしまってます。
私個人的には煽りが派手なのは苦手。
こういう考えの人もいるにはいるのですが
市場を見るとそうではなく、やはり派手なのがなんだかんだ売れると。
それに疲れた人はシンプルなやつ行けば?って感じでしょうね。
パチンコの究極は一発台(カイジの沼みたいの想像してね)だと思うんです。
3つの穴の1番手前に入れば4000発。
昔はこれで10k(2.5円交換が主流でした)というような計算。
だからクルーンに入るのは3、4kに1回位の感じで
入った時の熱さはネカセを無視すれば単純に1/3
普段はこんなの本当に玉入るの?ってレベルの釘にしか見えないのが
信じられない玉の動きで実際に入った時に驚くんです(笑)
そこからは完全にアナログの世界。
入れば10k
入らなければ何も無し
シンプルイズベスト
私はそれほど多くのパチンコ機種は打ってないと思いますが
ミサイルだけはよく打ってました。
フルーツパッションやロードスター
この辺のチープな感じと7セグのみで
シンプルな普通のリーチで当る感じが今でも好きです。
いわゆるノーマルが当る台がいいんですね。
世間的にはそういう台は流行らない。
金保留でハズレた!と声高に叫ぶ台は数多くありますが
なんだかんだそう言う台の方が流行っているのは確かなんです。
マルホンと言えば昔はドット機だったと思います。
ファインプレーとかも有名ですけどね。
私が好きで打ってた7セグ機のパープルアイスの裏で
ドットの中のペンギンが印象に残る台を作ってたのがマルホンでした。
シャカラッシュなどもコミカルなドットで十分面白い機種だったと思います。
KIZUNAとかも正宗が超絶カッコ良かったのを覚えています。
奥村と言えばマジカルランプ。
やはりこの辺からパチンコは打ち始めたんですよね。
笑ゥせぇるすまんとかも印象にあります。
どんなに印象ある機種を作ってても時代の流れには逆らえません。
版権ものが主流になり、それだけで億単位が必要な時代。
本当にその版権でいいの?というものも多いと思います。
個人的にはほとんどが知らないものばかりですから。
もちろん知らないからこそ、打ってああ面白いアニメなんだねとなるものもあります。
逆に良い面もあるので一概に版権が悪いとは言いませんが
その分乗った予算を回収するだけ売れる見込みがあると思ってるのかは謎です。
今後も流れは変わらないでしょう。
土台がしっかりしてる大手はいいのですが
中堅どころが無理やり版権引っ張って作ってもその先に何が見えるのか?
1台当りの値段も昔と比べると非常に高いですし
ホールも慣れてしまい買う買わないという選択をしっかり行わないとダメな時期に来てると思います。
新台入替自体もやっと少しずつ抑え気味になってきた気はしてます。
二週目に通路という現実が続けばそうなりますよね。
中古の名機を入替に使う場面もかなり多く見かけるようになってきました。
やはり良いものは長く甘めに使って欲しいので
ある意味良い環境に少しずつ変わっているとも言えるかもしれません。