4月 28 2015
このシステムが無かったら、
間違いなく自分は回胴連に入らなかった。
パチスロに関してブログ上で記事を書き、
それを選出して論評する。
これをしっかりとした組織が責任を持って行う、
というのは今までに無いものだった。
個人的には
立ち回りも台読みも判別のセンスも無いのは自覚しているが、
文章で何かを伝えることは挑戦したいことだったので
知ったときからお題記事に投稿することに躊躇いはなかった。
とにかくパチスロというもは余りにも個人競技で、
広がりを持っても稀に周囲に同好の士がいるか、
ホールで運良くキッカケを持って交流を持つくらいしか、
互いを語り合うなんてことは無い。
そこを補填するコミュニティに「投稿」というシステムを
プラスしたのは効果的であり、
これこそが回胴連が回胴連たる由縁だろう。
で、このお題記事。
基本的には選出されることで
何か賞品が出たりすることは無い。
いわば「名誉」だけ。
選ばれることの露出が、その副産物。
付け加えれば一軍への昇格条件などもあるが、
それはまた後々記すことにしたい。
じゃあそれだけでわざわざ記事を書いて
投稿なんかするものか?
といったところだが、
人は人に見られたり評価されることが
結局のところ好きなのだ。
それに「わざわざ」と書いたが、
他の投稿行為と比べればハードルは全然低い。
とにかくPCかスマホで書けばいい。
個人情報もさらす必要は無い。
ある意味、無責任に投げてしまえばいいのだ。
さて、ここからは何となくの
記事を書くにあたってのアドバイス。
いや、アドバイスというのは上から過ぎる。
自分は選者でも何でもないし。
「こうしたらいいかも?」
くらいに思って欲しいかな。
お題記事に限らず、スロブログって?
みたいな感じたことを連ねます。
●写真を撮ろう
「一発写メ」は写真onlyだけど、
記事一般でも、今では写真掲載はごく普通。
そしてホールでスマホや携帯を構える風景も今では当たり前だし、
そんなに恥ずかしい行為ではなくなってます。
だから、撮りましょう。
撮りまくりましょう。
例えばですが先日、
自分がブラックラグーン2を
幸運にも開店から閉店まで打てた時は、
写真234枚、動画3本を撮りました。
(その結果7500Gしか回せなかったのは代償として諦めますw)
何でそんなアホみたいに撮るのか?
一つは数を撮らないと
いいシーン、いい写真が選び出せないから。
しょせん素人ですし、
ましてリールや画面など動くものが対象なので難易度も高い。
言い換えれば、いっぱい撮っていると
奇跡的な1枚が埋もれている場合もあります。
もう一つは、文字通り「記録」になるということ。
人間の記憶力には限界があります。
ましてや無我夢中で打っていたら、
その時どんな展開で何が起こったか
正確に思い出すのは難しいもの。
そういった記憶の補填に、写真は最適です。
●目標を持って打とう
何だか、○○教室みたいで書いてて自分で吐きそうになりましたがw
そんな小難しいことをいってるわけではないんです。
打つにあたって狙いを定めておくと、
話を広げやすいんです。
例えば、プレミア系の演出を出したかったとする。
もし出せたらおめでとう、それだけで話の筋が1本できます。
出せなかったらおめでとう、狙ったけど出せなかった話が書けます。
それだけのことなんです。
目標を決めると、成功でも失敗でも物語が生まれるわけです。
で、この目標が他人とは異なる一風変わったものだったり、
それが興味をそそられることや爆笑ものだったりすると
必然的に魅力的になります。
また一周して、
ごく普通の稼働で勝ちを目指すものだけでも
その心理や行動理由を細かく記すことで
ドキュメンタリー的な魅力があります。
特にパチスロでは効果的な手法の一つです。
何でもいいと思うんですよ。
他の方に迷惑さえ掛けなければw
目をつぶって打ったって、空気椅子で打ち続けたって。
全ツなんて男気を見せる王道だし、
この世界には負け稼働で「メシウマ」という文化さえあります。
●オチをつけてみよう
狙ってつけるオチというのは
どこか人為的で臭い気もしますが、
漫才でも落語でも必ずある、王道の手法です。
これは何のためにあるのかと言えば、
「読後感」
ただこれの為です。
どんな話でも文章でも、やはり最後がもっとも記憶に残りやすい。
ここで気持ちよく感じさせれば、全体の印象が良くなります。
もし、これが連載モノだったら
「オチ+伏線」が理想ですね。
次も読みたいと思わせなければいけない。
ただ幸いにしてパチスロは勝負事なので、
「勝ちました」「負けました」で
とりあえずのオチは付けられます。
その時の結果自体が衝撃的だったら、
そのまま書けばいいかと。
普通だったら、
それが自分にとってどういう結果か語ればいい。
まあ「オチ」というと技術的に感じますが、
自分なりの「〆」を意識的に残すといいと思います。
これは間違いなく、
多く読まれているブログのほとんどに見られますよ。
特にこの〆やオチに、その個性が現れていることが多いです。
●俺スゲーは、君スゲーか?
こんなドラマチックなことが起こって、
こんな写真載せたんだから、みんな俺サマ大絶賛だろ!
って思ってると、意外に反応薄くて凹みます。
僕もよく凹みます。
ただブログというものは自由で、いわば「文責」がない。
だから何を書いてもいいんです。
自慰行為でも構わない、読む読まないも自由。
それも承知の上で、
起こったことや書いていることが
他の人から見てどの程度のインパクトがあるか
考える時間を持つといいです。
これはある意味、バランス感覚が問われます。
また一般的な認識を知っているかも絡みます。
例えば
BINGOでフゥアフゥアすること。
サラ番で天井持ってかれること。
ハーデスでGOD引くこと。
本人のその日の出来事としては大きくても、
他の人から見れば「ふーん」で終わるレベルだったりもするわけです。
そんな時は、表現の仕方を考えればいいのではと。
それでも自分にとって大事件ならば、
その気持ちをそのまま伝えればいいし。
工夫や手法は何でもいいのですが、
「これって読む人にとってはスゴイこと?」
と自問自答すれば、
自ずと伝え方も導き出せると思います。
●物語にしてしまう
少し偏った考えなので、これは人それぞれで。
特に打つことより記事を書くことが目的になってしまうからw
前述した「目的を持つ」にも絡みますが、
自分をお話の主人公とでも思ってください。
そして目の前で起こるできごとが、
一つ一つの話の展開と思ってください。
それだけでちょっとしたドラマが常にあるわけで。
それをつなげていって、
打っているうちからお話の筋を想定してしまうんです。
予想通りいくか、衝撃の展開が待っているか。
結局読んでいる人のほとんどが
「勝負の行く末」を見守っているわけなので。
その行く末には上がり下がりがあるので、
そこを意識しておいて打つ。
忘れないように写真を撮る。
ブログのことを「記事」とよく呼びますが、
記事というのは「取材」から成り立ちます。
だから取材は大切、さまざまな展開を想定して、
記事の材料は豊富に。
メディアで記事を書く場合、
記者は書く前からある程度ストーリーを考えてます。
むしろ、その上に実際起こったことを乗せている感じ。
時にそれは事実を正確に伝えない
バイアスのかかった歪曲記事になることもありますが、
パチスロブログや記事ではそれは少ないだろうし
多少は曲がっても問題にはならないでしょう。
それに想定外のことが起こりまくるのもパチスロなので、
そんな時はそれをそのままつなげれば大丈夫。
どちらに転んでも大丈夫なように
心構えしてから打つといいよ、という話です。
●それでも、しょせんは他人の評価
その記事は良いか悪いか。
そんなこと分かりません。
お題記事では選者がいて結果が出ますが、
それは万人の評価ではありません。
だからそこは都合よく考えて
選ばれたらワーイと喜び、
選ばれなかったら「刺さんなかったか、ハイ次ハイ次」
と軽く考えるのがいいです。
ただそれでも気になるならば、
選ばれた記事と、それに対する論評を見るといいです。
何が評価されたのか、何が選者に刺さったのか。
これはもう、傾向と対策みたいな感じで。
選ばれることにこだわりを持つなら、
選んでもらうんじゃなくて「取りにいく」のが大切かと思います。
でも、それだけじゃないから、スロブログの魅力は。
面白いとかワロタとかコメントにもらえるだけで、
後からジワジワと喜びがこみ上げてきます。
そして自分で自分のことを評価するのも忘れないであげてください。
「評価」というのは他者が決めるものですが、
それをどう受け入れるかは
自分でしかできません。
むしろ、自分が結果をどう受け入れるかが大事です。
自分で「良かった」と思えるなら
どんな結果だって構わないんです。
何かを目指して努力することは尊いですが、
それが何のためなのかを忘れずに。
気付いたら、何が楽しいのか分からなくなったり
日常生活がブログの奴隷になってしまったりするので、
それだけは気を付けてください。
●自分探し
自分探し(笑、だよねw
言い換えればオリジナリティですが、
技や芸事を極めるのに「守破離」という言葉があります。
まずは定番や型を守って覚える。
次に自分に合った型を探して定番を破る。
そして定番から離れて破り自立する。
ざっくり言うとこんなことです。
だから最初は誰かのマネがいいかと思います。
それを続けていると
「何か物足りない」
「これ、こうじゃなくてこうじゃない?」
と浮かんでくるので。
そういった試行錯誤を続けているうちに
自分流が出来上がっていくわけでして。
たぶん「破」が一番苦労する時期だと思います。
型を守るだけなら簡単だったのが、
いろいろ見えてきてしまうと行き詰ってしまう。
周囲の意見や他の記事を見ていると
自分に何ができるか、何が書けるか袋小路にはまってしまう。
そんな時は、まず迷う自分を否定しないこと。
試行錯誤を続けること。
そして、自分に責任を持つ代わりに、自分に素直に進むこと。
そうこうしているうちに、
自分では気付かないかもしれないけど
その人だけの「味」が備わってきます。
あとはそれを磨けばいい。
どんな方向性でも、
そこを突き詰めれば一級品です。
特にブログの世界は自由なので、
いい味だらけの一級品がゴロゴロしているなーと
日々思います。
さて、いろいろとえらそうなことを書きましたが
このことさえも「ふーん」くらいに気軽に思った方がいいです。
だって本当に大事なことって突き詰めると一つしかなくて。
それは「続ける」ことです。
いつでも舞台から降りることができる世界では、
上がり続けることが唯一の正解なんですよ!