8月 12 2016
全国のパチンコ屋に共通して必ずあるものの1つが島だ。
シマが無ければ台を設置できないのだから当然だが、この島が遊戯環境を大きく左右している事を皆さんは自覚されてるだろうか。
例えば、10台1列で凱旋とサンダーVが5台ずつ設置されているシマがあるとしよう。
筆者の感覚からするとこの島は残念な島という事になる。
ご存知の通り凱旋にはバズーカ筐体と呼ばれるウーハー装備の筐体が採用されている。
反対側の島にまで響き渡る重低音とバイブ、そして大画面がこの筐体のキモだ。
対するサンダーVはリーチ目と効果音、そしてフラッシュが織りなす演出で楽しむ台だ。
凱旋とサンダーVが並ぶとどうなるか。
凱旋の爆音によってサンダーVの効果音はかき消されてしまう。
台の面白さを半減させてしまうのだ。
最近の台は音量調整が出来る台も多く、筆者は基本的に最大音量でのプレイを好む。
だが、隣が静かな台だと最大音量で打つ事へ若干の申し訳なさが生まれる。
逆に自分が静かな台を打ってる時に隣で大音量の台があると肝心な部分が聞き取れないという事もある。
そもそもホール自体常に爆音に包まれているのだから静かな台を打ちにくいというのもあるかもしれないが台の配置はお店の裁量で変えられるものだ。
ただ目立つ所に最新台を置く、バラエティだから空いた場所に設置するというスタンスは出来れば避けて頂きたい。
台の配置以外にも島の形も大事な要素だ。
たまに見かける円形の島がある。
これはR島と呼ばれるもので大型店で見かける事が多い。
R島に技術介入マシンを設置している店は大至急配置換えを行って頂きたい。
R島でパチスロを打った事がある方は覚えがあるかもしれないが、島そのものがカーブしているから台と椅子との間に違和感を感じる。
普通に打ってるつもりでもどうにも台との間にいつも以上に距離を感じるのだ。
直視出来る人はともかく、色やタイミングでビタ押ししていると椅子の高さやホールの明るさなどで成功率が大きく変わる事がある。
ただでさえちょっとした事が成功率に影響するのに、台との距離感がおかしくなるR島でのビタ押しとなると難易度が跳ね上がる。
もちろんR島だろうがそうでなかろうが成功する人は成功するのだから技術の問題なのだろう。
R島を使って設置台数を増やしたいというのもわかる。
ただ、打ち手の多くはホールの島にデザイン性を求めている訳ではない。
求めているのは設定と出玉だ。
快適遊戯を推すのであれば椅子に肘掛を設置したり、コインサンドにイオン発生器を取り付けたりする前に島の配置や形といった根本的な部分に是非気を使って頂きたい。