8月 25 2016
いつからでしょうか。「○○が出ると設定2以上確定」「○○が△△だと偶数確定」、こんな機能が搭載される事が当たり前になってしまったのは。昔からあったでしょ、と言う人もいるかもしれません。しかし、最近のこの機能の搭載率はちょっと異常じゃないかと思います。
北斗将と偽物語がリリースされた時、ノーマルタイプを好んで打つ私としては、ジャグラー以外の選択肢が出来たと喜んだものでした。サミーという大きなメーカーがリリースした割には導入台数が少なかった事もあって、入れ替え直後は満席で打てませんでした。
将を打つ機会は回胴連の試合でやってきました。初打ちで調べながら打っていましたが、ボーナス成立持にボタンを押すと当選契機を教えてくれるという事がわかりました。1回目のボーナスでボタンをポチッ。緑だからスイカか。2回目のボーナスでボタンをポチッ。今度は赤だから、チェリーか。
BIGとREGで当選契機に設定差があって、今時分が引いたものが何かを知る。設定看破要素と言ってしまえばその通りですが、まず契機を把握する事が必須項目になってしまうというのには、私は超絶違和感を覚えました。
ノーマルタイプでは、小役を数える事がマストでした。小役を数えながらゲーム数をある程度打てば、薄々設定推測が出来ました。BIGとREGの数や当選契機も勿論大事なのですが、小役の数値はメーカー公表値から大きく離れませんでした。エヴァに限った話ですが、その後自分で実機を買って、設定ごとに数値を取りました。やっぱりメーカー公表値とほぼ同じだったのです。
今では、「6でも負ける事あるしね」「当たり回数や履歴からじゃ設定なんかわかりっこない」という意見がまかり通っています。「エヴァ、4だと思うんだよね」と言うと「加持さん出たの?」と言われます。うっせーな私が4つったら4なんだよ! とか、思わなくはないですが、そこは素直に私も「出たよ」「出てない」と言います。私が「出たよ」と言うと、聞いた人は納得するしかないわけです。同じ質問を私がして、「そうなんだ?」と納得する事があるので、結局どっちもどっちです(苦笑)。
射幸性を煽るイベント告知が明確に禁止になる前は、いつ行っても店に6はあったし、仲間の誰かが毎日のように高設定をツモっていました。それを周りは「すごいね!やったじゃん!」って言ってたんですよね。どんな挙動なのかを聞く事はあっても、それはザックリしたもので突き詰めて聞いたりはしません。何か確定要素が出たら言うけど、出ないからと言ってその人の言う事に疑問は持たなかった時代でした。私の昔からの仲間たちは、お互いがお互いの言う事を信用していたからでしょうか。「この人が言うんだから正しいよね」みたいなものもありました。
証拠なのだからいいんです、でも、それを聞かないといけないような雰囲気は、やっぱり何か違和感です。それに、こういうものが搭載されてしまうと、朝イチ6確が出てしまおうもんなら閉店まで全ツッパ確定ですよね。それがキッチリはまってたくさん当たってくれればいいけど、ズブズブの6だったら…ね。
「小役は良くないんだけど…でも、xx確出てるしなぁ…」という事はよくありますね(苦笑)。そういうものがなければ自分の判断で打つ打たないを決められるのに。一つの機種を打ち込んでいくと、そこで得られる経験や体感というものが出来てきます。私個人的には、この感覚はとても大事にしたい。本当の設定の答え合わせは出来ない代わりに、自分の中で「軸」を持っていたいんですよね。それが確定演出が出る事でブレるのは嫌なんですよねぇ。いつもそういうものに頼っていると、本当に機械の事を理解出来ない気がする。機械に使われている気がするんです。
だけどやっぱり、加持さん出ないかなぁと思ったり、間違ってカヲルが出ないかなぁと思う。十分すぎるくらい、刷り込まれています。あぁ、嫌だ嫌だ(笑)。
今日話題に出た記事:7/11 北斗将初打ち・インプレ
http://ameblo.jp/19ren/entry-1