7月 17 2018
フーリン「心の余裕」
筆者の友人には数名の専業がいる。
パチンコ・パチスロの収支で年金と保険まで支払っているのだから立派なものだ。
強い店に行くと偶然顔を合わせることもしばしばあり、筆者にとっては彼らがきているという事実が店に対する信頼度のバロメーターにもなっている。
いわゆる軍団と呼ばれる人々と彼らの決定的な違いは「余裕」にあると筆者は思っている。
個人的な意見になるが、軍団の人々は根こそぎ持っていこうとするイメージがある。
グレーゾーン(筆者にとってはブラックだが)な台の取り方をする軍団も見かける。
友人の専業勢はあくまでもルールの範囲内で黙々と期待値を積み重ねている。
そして自分以外の打ち手に対して比較的寛容に感じる。
同じホールで芳しくない状況に陥った際、それとなく良い台の情報を提供してくれることがある。
「あのサザンCだぞ」
そう声をかけられた時、サザン・アイズのCを見つけた専業勢ならば真っ先に座るのではと思っていた筆者はシンプルに驚いた。
聞いてみれば、自分はツモったし取り分は確保したから今日は上がるとの事だ。
大き過ぎる欲をかかずに取り分を確保したらストイックに撤退する。
こういう心の余裕が彼らを専業たらしめているのではと改めて感じた。
少なくとも、ホールに入る時は常に万枚という欲にまみれた筆者にとっては見習うべきところが多い。
専業勢・ガチ勢を「面白みがない」と否定する意見もあるが、グレーな台の取り方をする連中よりははるかにクリーンで見ていて清々しいものだ。