じく

じく「回胴連クロニクル chapter.2 【産声】」

 

 

監督のブログにコメントを入れる形で募集が始まった
回胴連の初オフ会。

開催地希望から始まり、結局は東京に決まって関西でも有志で集まることになった。
参加者はスタッフ含めて30人弱。
ざっくりと調べたが、
一般参加者で今でもブログ等で活動が見られるのは
半数弱の10人前後だった。

 

場所は上野のレンタルルームで夜から。
自分は5スロで遊んでいたら取りきれなくなりそうになり、
時間ぎりぎりで着いたのを覚えている。たしか一番最後。
入り口が分かりにくいことへの配慮か、ハヤタ君が外で待ってくれていた。

レンタルルームは決して広くはない。
薄暗くてキャバクラ風のソファとテーブルが並べられ、
控えめながらケータリングも用意されていた。

基本はガジャルド氏とハヤタ君の仕切り、
さらにアドリブ兄も加わる感じで開会から自己紹介と進んでいく。

この時の印象だが、すでに知り合いだったり
回胴連以前から存在するブログコミュニティなどのつながりを感じた。

オブザーバーであるしんのすけ氏はビデオレターの形でお目見え。
この時いろいろとPCの扱いなどうまくいかなかったのをハッキリと覚えている。
当時からWebやPC系は手探りな感じなのが回胴連の味というところ。
現在の公式サイトやスマホ対応などは、
何気なく受け入れているが大きな進歩である。

 

各自の自己紹介のあとは歓談やじゃんけん大会で商品提供など、
現在の総会と基本は変わらない。

ただ、この時に感じたのは
初対面だろうが人見知りだろうがパチスロ好きというだけで
なんら問題なく会話が弾んでいく。

パチスロは基本的に台に対して一人で遊ぶもの。
ここにいる人間は同志達とパチスロを語ることに飢えていたのだ。
さらに言えば、ブロガーという「発信欲」を持つ集団だからなおさらだ。

酒も入り興が乗ってくると、羽仮面に扇子でテーブルをお立ち台にするお祭り状態も。
なんで君たちは初対面でそこまで飛ばせるんだい(笑)

 

個人的にこのオフ会で印象に残っているのが、いとやん氏のトークだった。
ユーザー側で発信することの重要性や、
高設定が入るからホールの稼動が上がり、稼動が上がるから高設定を入れられるという理想。
正直、一般スロッターに過ぎない自分にとっては目から鱗な話ばかりだった。

今思うと、この時点で相当ヘビーな面子が集っていたものだ。
今でも自分は単なる一スロッターに過ぎないが、
当時は恥ずかしげもなく言いたいことを言っていたのが非常にこそばゆい。

 

オフ会が終わると、居酒屋で二次会は今でも定番の流れ。
こなれてきた雰囲気から、さらに自由で活発なトークが繰り広げられた。

この場でもっとも記憶に残っているのは、「回胴連20′s」が産声を上げたこと。
自分は20′sどころかダブルスコアで当事者ではないが、
黎明期の回胴連をグイグイ引っ張っていたのは彼らに違いない。

今でこそ活動が控えめになってしまったが、
次回は若人たちの思い出を振り返ってみようと思う。

じく「回胴連クロニクル chapter.1【胎動】」

 

 

まず始めに。

僕自身は回胴連のスタッフではなく、その発起に携わった者でもない。
これから記す「回胴連」の物語は、関係者のブログなどを参考にしつつ
自分なりの記憶とイメージで紡ぎ出したものだ。

明らかな間違いは修正させていただくが、
多少のズレや印象の違いはご容赦願いたい。

そもそも物語なんて
受け手の立場や気持ち次第でどうにでも変わってしまう
とてもあやふやで危なっかしいものだから。

 

 

では、物語を始めよう。

 

回胴連の正式発足は2012年8月1日。

ただ、先行して主要メンバーによる連れ打ちが
7月くらいに清澄白河で開催されていたらしい。

さらに回胴連監督・回胴P1号氏(以降「監督」)のブログは
6月からスタートし、回胴連という企画の立ち上げを暗に示唆している。

上記の先行した連れ打ちなどは、自分の推測にすぎないが
元設定師である監督のプロデュースに対して、
ハヤタ君(現「アテイン」)、ガジャルド(元回胴連スタッフ)や
すでにブログなどでネットワークを持つスロッターたちが
打ち手として参戦したものだろう。

 

 

ざっくり言えば、
この記事が掲載される2015年2月から遡ること2年半。

時の流れは人によって印象が変わるので
これを読む人たちには以下を見てもらえば
自分にとっての2年半前を感じ取ってもらえると思う。


2012年 主要パチスロ機種

1月
鉄拳2nd、不二子、サクラLoop

2月
エヴァ生命、ブラクラ、悪ドラ3

3月
モンハン、シスクエ3

4月
マクロスF、ニューアイムEX

5月
ギアス、スパガ2、ラブ4

6月
バジ2、バレル、パイワ

7月
マイジャグ2、シンブレ、アイマス

8月
豪炎、ドン祭

9月
リンかけギリシャ、星矢

10月
南国、喰霊

11月
慶次、麻雀2

12月
秘宝太陽、バイオ5、牙狼

2012年という括りで言えばおよそ2~3年前。
A+ART華やかな時期で、
年末のビッグ3タイトルは今でも記憶に新しい。

人それぞれ、この頃に打ち込んでいた思い出の機種があるだろう。

そして2012年リリースの名機が、
今でもホールで頑張っている機種が散見される。
(ちなみに番長2が2011年10月)

流れ的には

5号機初期の不作

エヴァ・ジャグ一色

リンかけ、マーベル、ダーマンの高機械割RT

エウレカ・鬼武者でART開花

からART機の熟成期に入った頃。

言い換えれば、
5号機に入ってユーザーがごそっと抜けてから
ようやく巻き返しの気配を見せ始めた時期と言える。

 

そしてこういう時期だったからこそ、
「回胴連」というパチスロコミュニティを
発足するのに相応しかったのかもしれない。

 

ちなみに自分はおおよそこの8月頃に選手登録。

ブログ上で見知らぬ同士達と交流を始めつつ
9/23「お題記事」制度の発表、9/29の初オフ会を経て
本格的に足を踏み入れ始める。

では、次回はこの初オフ会あたりから。

じく 「【スロッカス現象】に注意!」

 

 

仕事帰りに夜空を見上げ
「半月だな、モードCで続行だわ…」
とつぶやいた、私も貴方もスロッカス。

ということで、スロ好きが身に染み付いてしまうと
全てがスロ基準になってしまうというお話でも。

 

 

まず「金銭感覚」。

僕は完全にヤラれちゃってます。
1K=1000円の感覚が希薄になってしまいました。

これは良くないと分かってはいるのですが、
明らかに「しょせん50枚」と日常生活でも小銭感覚で消費してしまう。
いや、スロでも50枚は貴重ですよ!

ただ勝負を考えると、
特に設定狙いで1Kは躊躇せずに使う金額なわけでして。
その感覚が日常生活にも及んじゃってるんですね。

外食で選ぶメニュー、交通機関のチョイス、スマホアプリの課金。
同じ感じなら高め、早いならいっそ新幹線、石はまとめ買い
という自分は重症だと自覚してます。

 

で、周囲を見ると
ここら辺の感覚がしっかりしている人が、スロでも勝ってる気がします。

スロでは、設定が見込めるならいくらでもガッツリ突っ込む。
でもしっかりカード作って貯玉。等価じゃなければなおさら。

歩ける距離は歩いて、時間を優先すべき時だけタクシー。
食事は普通に食べられればいい。
スマホはいろんな種類を落としてスタミナローテーションの無課金徹底。

 

つまりスロは投資と回収のゲーム(または仕事)であって、
その中で完結してるんですよね。
日常生活に戻ると、ちゃんと自分の中の「レート」が元に戻るのだと思います。

よく言う冗談ですが
「うわー、ハワイ旅行いけるくらい今日負けたわー」
ってのは、このスロと日常の境界をないまぜにした定番ジョークなわけです。

だから冗談はさておき、スロならスロの中での収支をまとめるのが
とりあえず素人には無難なのでしょう。

ただなー
俺、今年に入って
ヨーロッパ旅行できるくらい
逝ってるんだよな……

 

 

さて、次は「演出」に毒される。

この業界で定番のコンテンツがありますよね。
例えば猪木さん。

何かを選んで思いの物じゃなかった時
「これじゃねえ!」
ととりあえず叫びます。

突然のイベントが起こると「カットイン」
それがインパクト大きいと「強カットイン」
実はたいしたこと無いと「ガセかよ……」
みたいな。

 

ある日、友人の草野球大会を応援に行ったことがありまして。
そのチームのメンバーは
すっかりパチにも毒されてるんですね。

 

そこで
「やっべ、今日の相手って機械割119%あるんじゃね?」
「俺たちベタピンだしな……」
「しかも6でも109%でジャグ並という」
「いや、刺されば跳ねるAT機ということで」
「その前で投資コールドでゲームセット」
みたいな。

相手のエースピッチャー来たら
「うわー、ラオウ来たよ」
「剛掌波しか投げない奴」
「いや待て……チャンスだぞ!」
「ホントに?」
「キテるの!?」
「チャンスはほんとにチャンスなんだから!」
「だから何がチャンスなんだよ?」
「ほら、うちのバッター今……」
「な、何っ!?」
「赤オーラ出てるぜ、あの雰囲気は」
「やべーあいつの赤オーラは信頼度6割ARUZE」
「しかも2ストライクからの3球目だと」
「奴なら8割ARUZE」
「くどいよ」
「山佐え当たれば」
「もういいよ」
「ってああ!!!」
「うわー、三振とかまた薄いトコ引いてるし」
「しょうがねーなー次は俺だな」
「いや、もう保留なしでゲームセットだから」

ちなみにこのチーム、
結構強くて5点取られると天井機能が発動して
逆転するようなチームですw

 

他にも打ってる時に当たり前のように使う言葉が
実は十分に毒されていたりします。

『ただいまJR東海道線は、事故の影響で遅れが発生しております』
(ああ、事故って遅れ発生とかアツいな……)

UFOキャッチャーで遊んでるのを見て
「ああ、アイツまどかフィギュア取れるまで全ツだな」
「ぜったい、3Kは刺さってるぜアレ」

「残業ラッシュ突入!」
「猛残業ラッシュ突入!」
「休日出勤モード発動!」
「アルティメット過労単発終了」
「今週もサービスサービス!(残業)」

この手のはスロの仲間内や脳内ならいいのですが、
会社や学校でうっかり使っちゃうと
「激アツ?」
って真顔で聞き返されるので気を付けましょう。

 

 

スロッカスなんて言ってますが、
スロは基本的に台との個人戦だから
必然的に「ぼっち遊び」なんですよね。

だからネガティブに考えちゃうと
「孤独で機械相手に黙々と遊ぶ残念な人たち」
になっちゃう。

それはそれで否定できないけど、
今はブログでも掲示板でも簡単に
思いや心の叫びを共有できる時代だし。

その気になれば友人や同士を作ることもできるわけです。
勇気出して声かけると、案外イイ人ばかりだったりするのですよ。

カスカス言うてますが
極めればカスも10枚で1文。
そこから先は1枚ごとに青天井の立派な役です。

スロッカスと卑げた言い方しましたが、
こういった好きモノ同士が楽しめる感情や物言いは
やはり共感してお互いに楽しんでいきましょう!

 

……って、カス10枚で1文とか
分かるアナタもイイ感じにカスですねw

じく「【姿勢】に注意!」

 

 

どうも、じくです。

最近はガチな感じで立ち回ってるつもりですが、
「つもり」でしかも「にわか」なのですぐにボロが出ます。
もし目を泳がせながらスパイキー台打ってるの見かけたら
全力で引き剥がしてあげてくださいw

 

さて、今回は打つスタイルのお話。
「姿勢」と言ってもいいかもしれません。

僕は昔から猫背で姿勢が悪く
しかも足を組む方が好きなので
結果的に不健康の固まりみたくなってます。

もしかして足腰弱って肩こりがバリバリなのも
そのせいなのかもしれません。
ヤレないのもそのせいかもしれません。

 

まあ、パチスロは遊戯ですから
打つ姿勢が良かろうが悪かろうが
誰かに怒られたり誉められたりもしませんけどね。

ただ、足を組んで領空侵犯してくる
お隣さんは勘弁して欲しいものです。

そんな時、僕は意図的に自分の陣地内で足をぶつけます。
たいがいはそれで引っ込めてくれるものです。
つまり悪気がなく気付いてなかっただけのことだったと。

ただ中には厄介で、
5分後には再び奴のトマホークが飛来したりします。
もしそうなったら、奴が席を立つのを待ちます。

その瞬間に自国の200海里ラインきっちりまで足を広げて
祖国防衛をアピール。
このケースの場合、間違いなく奴が戻ってきたら
トマホークと我が国の巡洋艦が衝突します。

それで向こうが引っ込めなかったり謝らなかったら……

キレちゃおうっかなw
俺キレると粘着質だから気をつけてね。

 

そんな感じで自分も含めて
姿勢が良いといいがたい打ち手の人もいっぱいいます。

しかし、この人は姿勢が一味違うな!って人もいます。
かなり私の主観ですが、具体的なメンバー挙げますね。

 

例えば、自分の周りではほらんどさんと跳梁跋扈さん。
体格がいいというのもあるのですが、
本の少しだけ前のめりで台を覆うような姿勢。
そして座高も高く拳でレバーを叩きおろすような感じかな。

一言で言えば、完全なファイター型。
もう姿勢からして戦ってるのが分かります。

 

次にはSさんとおまめさん。
力が抜けた自然体型。
特にSさんはそのうち悟りでも開くのではないか心配です。
おまめさんを見ると、無想転生の如くGODを引いているイメージがあります。

 

ただ、今回特筆したいのはアドリブ兄さん。
何であの人はあんなにピシっとした姿勢でスロ打つのでしょう。
個人的にはスロ業界の七不思議のひとつです。

ただハマってたりクソ負けてたりすると、ふんぞり返っていることもw
この落差が何を語っているかは本人に今度聞いてみようと思います。

 

と、まあいろんな姿勢で打つ人たちがいるのですが
どんな姿勢だろうがレバーオンで抽選してることは変わりません。
だから何だ? という話ですが
姿勢にはその人のパチスロに対する「姿勢」そのものが表れているものです。
勝負事の世界ですから、普段よりその人の「素」が出てきます。

立ち回りとか押し引きとか全て含めてね。

 

そんなことを考えながら打っていたある日。
久々に強烈なタイプに出会いました。
それは「貧乏ゆすり」タイプ。

たいがいはハマリとかでいらいらしてる時で、
当たるとピタっと止まったります。

ところがこの時見た人はすごかった。
当たろうがハマろうが、彼のステップは止められない。

しかもパチスロのテンションに合わせて
自由自在にリズムを変えます。
震えるぜハート、刻み込めビート的な。

この人は絶対にパチスロ打つより
足漕ぎ式の自家発電機を常に装着するか
ドラムスティック持たせた方がいい感じでした。
レバーオンと貧乏ゆすりが
バスとスネアにしか見えなかったからねw

 

ともあれ、機会があったら友人とかに
「おれ、どんな姿勢で打ってる?」
とか聞いてみると面白いですよ。

かなりの確率で、自分の予想とは異なる返事が来ると思います。

だって俺、まさか後ろから見て
大阪のオカンみたいな感じで打ってるとは思わなかったもんw

 

 

じく「並びに注意!」

 

 

前回のコラムで「スロ打ちながらモンストやってる子にビックリ」と書きましたが、先日は電子コミックを楽しまれてる子を発見。もう何でもアリというか、彼らのマルチタスクぶりに対応する日本のエンタメ業界の未来は大変だと思いました。

さて先日久しぶりに冬場に早朝から並びまして。
キッツいというか、打ってる最中の集中力が落ちる、翌日にダメージが残るなどなかなか苦行ではあります。

でも、「並び」には打ち手を惹きつける謎のロマンがある。

そんなロマンを応援する、並びの分析やノウハウを数少ない経験ですがお届けいたします。

 

 

●準備

打ちに行くのに荷物が多いのも考え物ですが、少しでも快適な待ち時間を過ごすために

・携帯型の椅子
・レジャーシート(布型でなく断熱シート型)

ここら辺があるだけで全然変わります。

・寝袋

これは徹夜に限らず有効です。
毛布代わり、クッション代わりなど重宝します。

そして徹夜をするならば、

・耳栓
・アイマスク

これが意外に効果的。
夜の街は考えているよりも明るくてうるさく、ガチ寝を確保するには大切なアイテムです。
他には虫除けスプレー、携帯型カイロなど、季節に対応したもので脇を固めましょう。

以上の品々は、品揃え的にも十分なドンキホーテに行けばほとんど
お安く売っております。

 

 

●事前調査

初見の店で並ぶ、さらに一番を取りにいく場合は下調べが大切。
ネットでできる限り状況を調べておきたいですが、
一番大切なのは「並ぶ場所」です。

明確に店側が指示していればいいですが、
入口の場所が微妙な場合や、並ぶ場所は裏口、などトラップもあります。
早くから並んだ挙句に、実は別の場所に行列できていたとか悲劇です。

ここら辺は、勇気を出して事前に調べましょう。
自分の場合、ガチ徹夜並びをしたときは前日閉店時に店員に聞きました。
電話かけて聞いたことも多数です。

並ぶだけの固い意思があるならば、ここで躊躇ってはいけません。

 

 

●駆け引き

並びにも立ち回りに似た駆け引きがあります。

それは「いつ並ぶか?」、経験者の方はみんな意識したでしょう。

当然ネットなどで情報収集はしておきましょう。
通常、この店でどのくらいの並びが発生するか、何時で何人くらいかなど。

仮にトップで並びたいのだったら、
ベストなのは「5分後に次の並びが来る」時刻です。
ギリギリだと相手に「今来たばかりだな」と悟られるので
自席セッティングを完了してから迎え入れるのが良いでしょう。

これ、今まで何度も経験してますが
朝7時に並んだら次の人は8時30分に来たとか大失敗です。
トップには違いないけど、失われた時間と体力が残念な限りでございます。

閉店時・終電・真夜中・始発・1時間前、など
狙う時間はいろいろな基準があります。

まずは上記くらいで大方針を決めておきましょう。
その上で、その時間の10分前をターゲットしておくのがベター。
特にキリのいい時間の5分前に辿り着くだけで
5~10人分変わることもザラなので是非試してみてください。

 

 

●マナー

これは大切ですが、微妙だし怖いものでもあります。

お店側がどれだけ並びに対して気を配っているかで違ってきますが、厄介なのは「物置き」。
店が明確に禁じてないと、これで並びの秩序が崩壊します。

だって極端なこと言えば、閉店後に缶ジュース10本並べれば仕事完了ですよ?
そういう時はもう無理なので、悔しいので3本くらい飲み逃げして帰りましょうw

また物置が横行している場合、それは常連の間で不文律が形成されていることが多いです。
その中に初見で入り込むことは難しい。

そういう場合は実直に、物置せずに自身がいる状態をできる限り維持しましょう。
いわば、自分が並び状況の証人となる。そして文句を言わせない立場作りです。

以前にそんな状況だった時、僕は周りを缶ジュースに囲まれてる不思議な風景を堪能しましたw

あともう一つ、トップに並んだ場合。これはこれで慎重に動くべきです。

トイレとかで離れると、その間に次が来て自分のトップが奪われる事故が起きやすいんですね。
「あなたいなかったでしょ?」で試合終了してしまう。
なので、トップの場合は次の人間が来るまで極力離れないこと。

ゆえに前述の「いつ並ぶか」も大事です。
次の人が来たら、一言声をかけてトイレなり買い物なり行きましょう。

 

 

●心得

並びにはロマンがあります。

誰よりも先に自分の好きな台、狙い台が取れる優越感。
その為に犠牲を厭わない自己陶酔。
そして、それをネタにできる話題性w

ただ、代償は少なくありません。

何より、「並んだからって勝てるわけじゃない」ってこと。
もちろん事前の狙いや情報、店のクセ読みで確率は上がりますが。
1番に取ったからって勝利確定でも何でもないわけです。

そこら辺はロマンにはリスクがあると覚悟しましょう。

リスクで言えば、犯罪には十分気を付けて下さい。
特に徹夜でカチ野宿する場合。

小型ランタンとかあればベスト。貴重品は身に付けたままにしましょう。
カバンや荷物は枕代わりにするのがいいです。

特に体裁をきちっと整えていればパチ屋の並び客と認識されて安全度が増すのですが、
ただいい加減にごろ寝をしていると、泥酔者と思われて犯罪者が財布を抜きにきます。

日本は世界でもまれに見る安全な国ですが、さすがにそこは気をつけましょう。

 

 

●最後に

「並び」はスロッターの世界に昔から付いてまわってきたテーマです。

イベント告知OKの時代に、閉店時から並んで爆裂4号機を狙ったり。

明らかな輩の横入りに対して、店員が勇敢に対応して撃退したり。

奴が7時なら俺は6時、翌日の奴が6時なら俺は5時という意地の張り合い。

仲間数人との徹夜並びが小旅行的な楽しさとなってクセになったり。

お店の方は、基本的に防犯カメラで並び状況は把握していると思います。
早い並びにお店側がイレギュラーに飲み物や団扇を配ったりすることも。
そう言えば並び人数に応じて設定状況を変える、って話も良くありました。

「並び」は好きです。自分も好きだし、他の並ぶ人も好きです。
だって、それだけパチスロに真剣なのだから。
もちろんライバルだけど、ライバルの存在は「根拠」の証でもあるしね。

ある意味、宵越し狙いを除いた
ハイエナ文化の真逆に位置する行動でもあります。

やっぱり自分で予想して狙って高設定を掴む喜びは何物にも代えがたい。
それを並びで獲得したら、喜びは何倍にもなります。

もし状況や機会が整ったら、スロッターを自称する方なら
一度は挑戦してみてください。
きっと新しい世界が開けてくると思います。

 

あ、できれば友達と一緒の方がいいよ!
ソロの並びが修行なのは、実体験として保証しますのでw

じく 「夢中」に注意!

 

 

 

どうも、じくです。
顔出し上等でスロブログやってるOVER40です。誰か止めてあげてくださいw

しんのすけさんと比べて学年で1コ下かな?
かと言って、そんなに古い時代を知ってるわけでもなく、
打ち始めは4号機の前半くらいだったと思います。
ウルトラマン倶楽部とかJAPANとか……

あ、オッサンの昔話はいらないっすね。失礼しました。

さて、最近ですがオッサン的にホールで見て驚いたことがありまして。
ある若い方が、自分の隣りの北斗転生に座って打ち始めたんですね。

どうやらあべしチェックしてのエナっぽかったんですが、
打ち始めてすぐにスマホ取り出して、以降まるで台を見ない。

もちろん、メダル入れてベッド押してレバー叩いてボタン押してるのだけど、
リールも液晶画面も一切見ていない。

何してるのかな、LINEでもしてるのかな? とかチラっと覗いてみたら
思いっきりモンストやってる。
しかも暇つぶしというよりは、かなりガチな感じでね。

一方、転生の方は天破でも宿命でもまるで気にしないで
完全フルウェイトで回し続けている、見ることナシに。

「ああ、突き詰めるとこうなっちゃうのかー」
って、自分的にはそれが良いとか悪いとかじゃなくて、心底ビックリしちゃったんですよ。

はたして彼が専業なのか小遣い稼ぎなのかは分からないけど、
ここまで感情移入せずにスロ打てちゃうのか、ってね。

こういったスロ打つ時に、どれくらい台にのめり込むかって、結構差が出ますよね。
(そう言えば最近、「依存症」を「のめり込み」に業界が表現変えてきたね)

僕はかなり強く入り込むのですが、強すぎてもう周りが見えなくなる。
自分で気付いてないだけで、独り言とかも相当口に出しちゃってるんじゃないかなw
それにガチで立ち回るんだったら常に周囲の状況を見て回らなきゃいけないのに、自分の台で精一杯。

全身全霊で打ち込んでカンペキな設定1判別を完了して爆死ってのが必敗パターンなわけです。
まあ、それはもうしょうがないというか、そういう打ち方を選んでしまったので自分でも納得してるんですね。

できるだけ気を付けて、要所要所で席を立ってフロアを見て回ってはいるのですが、
しょせん素人、「ああ何かワケ分からないけどサラ番出てるなー」とかくらいしか感じない。
だったら自分の台を思いっきり楽しみましょう、打ち切りましょうってなるわけで。

ただ自分の台に集中していてもあり得ない失敗をすることはあるんですね。

初歩的なところではスイカこぼし。
液晶演出にハァハァ言いながら夢中になって、気付けばレアな出目を炸裂させている。

あとはARTやAT中に、中押しとか逆押しで出目からの小役対応を楽しんだりするでしょ?
これに夢中になり過ぎてしまって、通常時に戻っても続けちゃったりするんですよ。
思いっきり「ブッブー」って怒られて「っはー!!」って我に帰るという。

ただつい最近なのですが、あまりにも痛恨なミスがありまして。
打ったのはバッドマン。

……透け透けチャンスで選び間違えたとかじゃないよ、先に言っておくとw

まあ上乗セレクトには違いないのですが、ある時に5択が出現しまして。
何かこの時に宇宙から電波を受信できまして(ただのカンとも言う)、
かなり確信を持って「これは真ん中や!」ってビビビっと来たんです。

真ん中ということは3番目、祈るように第3リールボタン(右側)を見つめて
3回押してバーンっとMAXベッド押したんです。
液晶画面も見ずに念を送ってね。

以下はその流れ。

誰か、このオジサンに算数の植木算を教えてあげてください……