フーリン

フーリン「先入観」

 

 

メラビアンの法則というものをご存知だろうか。

かいつまんで説明すると、第一印象は55%が見た目によって決められるという法則である。

接客業や営業の研修などで「第一印象を良くする為に清潔感を持ちましょう」といった意味合いで用いられる事が多い。

人間見た目が全てではないというのは当たり前の事だが(見た目が全てだとするなら筆者は自身の存在を全否定され兼ねない)、人間が先入観を持つ生き物である以上この法則から逃れる事は出来ない。

イケメン=爽やか、壇蜜=エロい、もこみち=料理が上手い、ボディタッチしてくる女子=なんとか出来そうな気がするetc

世の中は先入観んで満ち満ちていて、パチスロに関しても例外ではない。

カチカチ君を使ってる=パチスロ上手、特日以外閑古鳥=ダメな店、6でも機械割が110%=出ない、導入台数が少ない=設定が使われない。。。

最近、第一印象だけでホールや台を敬遠する人が最近多い気がする。

閑古鳥が鳴いてるホールを見てダメな店の烙印を押した人の中に、その店の1ヶ月の設定配分を把握している人が何人いるだろうか?

えげつない程に煽ったメールマガジンを配信しているけども、勝った試しがないというだけでその店が煽ってるだけのクソ店と断定できるのだろうか?

第一印象が良いに越した事はないが、それだけが全てではない。

結局のところ、第一印象はあくまで第一印象なのである。
結果的に第一印象と180度違う印象を受ける事もあるだろう。

個人的な経験をを話すと、1パチの稼働が9割で20スロは閑古鳥という店で、元旦に時間潰しで打った番長2で6確が飛び出し、翌日据え置かれていたという狂った店も存在した。(残念ながら昨年閉店してしまったが)

ホールは全国に約1万店。
その中で第一印象だけでダメ店の烙印を押されて実際は優良店という店が果たして何店舗あるのだろうか。

ひょっとしたら、貴方がいつも素通りしている店が全国のどの店よりも優良店かもしれない。

 

 

フーリン「【ハイエナ】という呼称」

 

 

「ハイエナ」という呼称
古来、パチスロの戦法に「ゾーン狙い」というものがあります。

ゲーム数管理の台で履歴からモード推測をしてチャンスゾーンやボーナスをピンポイントで狙うこの戦法は昼や夕方からホールに入る打ち手にとっては非情に有効な戦法な訳です。

個人的には開店から腰を据えて打ちたいタイプなのであまり採らない戦法ですが、ゾーン狙いができる人は素直にすごいと思う。

ゾーン狙いをするには台に関する知識が必須であり、中途半端な知識で打つとただの浪費になっちゃいますからね。

据え置きなども視野に入れ、当日ゲーム数だけでは判断できない部分も含めると
立ち回りとしては上級の部類に入るゾーン狙い。

いつの頃からか「ハイエナ」と呼ばれるようになりましたが、個人的にはこの「ハイエナ」という呼称が嫌いです。

いつからそう呼ばれ始めたのかは知りませんが、人が打った後の台に座って美味しいところだけ持っていくことへの揶揄なんでしょう。
ゾーン狙いはあくまでも「勝つための選択肢」であって、それを屍肉を食べる動物に例えるのはどうにも違う気がする。

むしろ、美味しいところ直前で台を捨てる方が悪い。

自分で台を捨てておきながら、それを人に座られたからといって「エナられた」というのは筋違いにも甚だしい。

エナられたくないのであれば、知識を身に付けてお財布と相談して安全圏で止めれば良い訳ですしね。

さらに言うのであれば、ゾーン狙いをしている当人達も自分達の立ち回りを「ハイエナ」「エナ活」と呼んでいることも釈然としないんですよねぇ

「ハイエナ」という言葉が定着し、当人達は自然と使っているのかもしれないが、自分の立ち回りをわざわざ揶揄する必要はないと思います。

堂々と「立ち回り」「勝ちに行ってる」と言って良いと思う。

マナーも何も守らず、台にピッタリ張り付いてる「リアルハイエナ」もたまに見かけますが、ホール内を回遊して知識とホール状況から美味しい台を探し出す行為は決してハイエナではない。

ハイエナという言葉を否定するからには、それに代わる言葉を用意する必要がありますね。

「立ち回ってる」感があり、かつ揶揄にならない言葉。

ハンター、狩人、宝探し、履歴チェッカー、観察者・・・

どなたでも結構です。

誰か、クソみたいな語彙しか持ち合わせないわたくしに広辞苑の立ち回り方を教えてください。

 

 

フーリン「確定告知要る?要らない?」

 

 

確定告知要る?要らない?

パチスロ打ちなら「好きな台の6を打ちたい」と万人が望むものですが、「6と教えてもらう」のは万人が望むのだろうか??

実家に帰省し、母の依頼でスーパーの土曜特売の豆腐を物色中にそんな疑問が頭をよぎりました。

最近の台には「設定確定告知」を搭載しているものが多いです。
Aタイプ二大巨頭の一角、ハナハナシリーズでもホウオウに設定5・6確定演出が搭載されました。

今のご時世、確定告知で良く話題に上がるのは絆のBC。
各ホールで設定が期待される分、ベル回数3回でのAT告知を期待して弦之介で消化する人も多いでしょう。

朝の早い段階で6が確定してしまえば台探しに回遊することもなく、隣近所の台の挙動を見る必要もなく、ただひたすらブン回すだけになる訳で、こんなに楽な話もないでしょう。

6かどうかもわからない台に延々お金を入れるより、6とわかってる方が精神衛生上も良いのは間違いないですし。

同時に、形に出来ないととてつもないプレッシャーが襲いかかってくるという側面も持ち合わせているのが確定告知。
機種のポテンシャルをフルに発揮できる設定であるとはいえ、勝ち確ではない訳ですから。
勝つ可能性はグンと上がりますけどね。

6だけど出玉が増えない、追い金が止まらない、出玉を飲まれる、
・・・
こうなると得られるものは1つ。

ストレス。

なんせ、マイナスだろうとなんだろうと移動する理由が無いんですもの。

女性からデートのお誘いを受け満を持して待ち合わせ場所に向かうも、電車のトラブルでひたすら動かない電車に座り続ける様なもんです。

天繕ばりの形相で「まさに地獄なりっ!!」と言いたくもなる。

6確告知ならまだしも、4・5・6確定告知だとさらに困る。
最近は4以上を高設定と捉える風潮がありますが、4はあくまでも「中間設定」です。

機会割で言えば100%を越えるものの、簡単に下振れするのが中間設定。
つまりは悲しい思いをする可能性も大いにある訳で・・・

1かもしれない台を打つよりは4以上が確定している台の方が圧倒的にマシですが、確定告知に振り回されると「打ってる」のか「打たされてる」のかわからなくなるんですよね。

そもそも確定告知は出現率が低い台がほとんどで、公表されてる推測要素から自分で設定を推測していくのがパチスロの基本であることに変わりはないハズ。
台から設定を「教えてもらう」のをひたすら待つというのは向き合い方としては違うんじゃないかなと思うんですよね。

探す楽しみ、推測する楽しみが意味を成さなくなる確定告知は正直要らないんじゃなかろうか??

広義で捉えれば確定告知も設定推測要素ですが、出現率が極端に低い確定告知を待つよりは頻繁に出る推測要素のサンプルを集めて悩む方がパチスロっぽいし楽しいよねと思いながら母からのLINEを待つわたし。

晩御飯はすき焼きなの?それとも麻婆豆腐なの?

木綿or絹ごし。

売り切れちゃうから早く確定してください。

 

 

フーリン「【理由】って大事」

 

 

台を選ぶ時、少なからず理由ってありますよね。

好きな版権、他に空きがない、過去に沢山出したetc

特に理由もなく座った台がブッ刺さることもありますが、私有財産を使う以上はそれなりに理由をもって打ちたいってのが大概の打ち手の共通認識だと思ってます。

わたくしの場合、「5万使って10万出る台」ってのが台選びの一つの基準になってるんですが、掘り下げると「金を使う理由をくれる台」というところに行き着きます。

例えば凱旋。

「Vとか出るし、準備っぽいから追っかけようかな?」と1万使う。

「とりあえず510G天井まで行ってみようかな」と3万使う。

「510越えたなぁ、1000G天井狙ってみようかな」と5万使う。

「1000G越えても一向にパキンパキン言わないなぁ。据え置きっぽいし当たるまで行ってみよう」と気付いたときには1300Gで当たるも天井は否定・・・

 

凱旋に殺される際の王道パターンではありますが、どこからでも突き刺せるという特性を持っている凱旋の場合、要所要所でお金を使う理由が生まれて来るわけですよ。

 

北斗強敵の「コイン持ち良いし、中段チェリー1回引くまで打ってみるか」やリノの「1トマト引くまで」、ハナビで「1回リーチ目出したい」もお金を使うには充分な理由だと思ってます。
こうなると、世に存在する全てのパチスロに理由付けができるから機種選びも何もないんじゃね?ってご指摘もあるかと思います。

 

そうです、わたくし、パチスロが打ちたいんです。

なんだかんだと理由を付けてみたものの、結局はパチスロが好きだからホールに居るわけです。

打ち始めたら、出来るだけ長く打ってたい。

でも、理由も何もなく打つのは辛い。

となれば、こじつけでもなんでも理由を付けて座っていたい。

上記に挙げた凱旋、北斗、リノ、ハナビは理由をこじつけし易いんですよね。

 

ゾーン狙いをしてる人からすると、ただの打ち散らかしに見えるかもしれませんが自分が打ってる理由を突き詰めると案外シンプルな答えに行き着くものです。

周囲から「それってただの病気なんじゃ・・・」と思われても挫けない為にも「自分はパチスロが好き」っ理由付けは大事なのだと思います。

 

 

フーリン「機械割狂想曲」

 

 

機械割狂想曲

今のご時世、ホール特日に真っ先に埋まるのは絆・まどマギ・転生。
こんな光景が常態化してますね。

中でも絆が1番人気ですかね。

抽選で悪い番号引いた人が「絆無理だ。終わった。」と言ってるのを何度か耳にした事もあるくらいです。

ホールの善し悪しを見極めるにしても、特日に絆が死んでる店はどうしても不安が先行してしまう。

 

絆がもてはやされる理由の1つは間違いなく機械割でしょう。

5号機の機械割上限値、119%(公称)。

ゲーム性が面白いのは間違いないですよ?
設定推測要素も沢山あるし(沢山あり過ぎて考え出したら混乱するくらい)、快感中枢をダイレクトに刺激するサウンドも非常に良いと思います。

機械割の高さから来る期待感とゲーム性の面白さが上手いこと絡み合った稀有な台なのは間違いないけども、機械割が113%だったらここまで人気が出たかというと否だと思います。

 

機械割119%だから設定6を打てば勝てるのかというと、これも否だと思います。

もちろん設定1よりは勝つ可能性が高いのは間違いないですけど。

 

そもそも機械割ってのは保通協の型式試験で何十万ゲームと試行した上で弾き出されるものな訳で。

毎回設定6だけを打ち続けたとして、収束しきるかも怪しい代物です。

ゴリゴリに立ち回ってる人達は収束目指して闘ってる訳だし、機械割を否定すると設定って概念そのものを否定することにも繋がりかねないんですけどね・・・

 

ただ個人的には、打つ理由が「機械割が高いから」ってのはどうにもしっくり来ないんですよね。

 

「作業感」とでも言いましょうか。

 

パチスロは勝たなきゃ面白くない訳だし、機械割が高い方が勝つ可能性が高い。即ち面白くなる可能性が高いってことなんでしょうけどね。

 

機械割じゃあドキドキ出来ないんですよ。

 

パチスロはドキドキを楽しむもんだと思ってるわたくしから見ると、台選びの基準が機械割って現状はどうにも「踊らされてる感」を強く感じるんですよね。

 

お金入れるのも、レバー叩くのも自分なんだし。
与えられた数値情報に踊らされるより、自分がドキドキ出来る部分を見つけて踊った方が楽しいと思うんですけどねぇ。

 

 

フーリン「置いてけぼり喰らってます」

 

 

皆さんご存知の通り、最近のパチスロはアニメ・マンガとのタイアップがほとんどです。

 

 

タイアップばっかりになること自体は構わないんですよ。

ただ、パチスロとして作る際に打ち手を置いてけぼりにするのは勘弁願いたいのです。

 

連続演出で原作の名シーンが採用されるなんてのは良くあることだし、タイアップするからには避けられないことだと納得もできるんです。

 

ただ、設定示唆に原作の要素を入れ込まれると話が変わってきます。

 

例えば、現在長期稼働をキープしてる「まどかマギカ」。

当時、雑誌で「プチボーナスでキュウべぇが出ると高設定濃厚!!」という文章を見た時にわたくしが最初に思ったのは「キュウべぇって誰??」でした。

 

今やパチスロ打ちの大半が知ってるあの暗黒小動物も、原作を知らない人からしたら「犬みたいなヤツ」であって、「キュウべぇ」とは認識されてなかったわけですよ。

 

アニメを観れば観るほど、アイツの耳(?)を引きちぎってやりたくなりますが、それはまた別のお話。

 

 

作品に興味を持ってアニメを観た今となっては、ストーリーの要であるキュウべぇをパチスロの要である設定要素に採用したということには納得がいきます。

 

 

ただ、世に出る台がみんなまどマギのように認知されるかというとそうでもない。

まどかマギカ程に長期稼働すれば、原作を知らない人でもキャラクター名がわかるようになりますが、今のご時世奇跡でも起きない限り長期稼働する台が現れないのが実際のところです。

 

そうなってくると、「○○が出れば偶数示唆」といった情報が出ても、「○○」を知らない打ち手はそれを「熱い」と認識する前に台が消えていってしまう・・・

 

開発の方々からすれば原作に忠実に作り込んでらっしゃるんでしょうけど、打ち手の中でそれが伝わる人が果たして何割なのか・・・

 

 

タイアップである以上、ある程度原作に忠実にってのは避けられないにしても打ち手が置いてけぼりになっちゃうとせっかくの作り込みも徒労に終わっちゃうんじゃないかなぁ?と思えちゃうんですよね。

 

その内、解析が載ってる雑誌を見る時間より、原作の情報を調べる為にウィキペディアを見る時間の方が長い・・・なんて事になってもおかしくない気がします。

 

 

 

 

 

ブログも書いてますので、お暇でしたらコチラも覗いてやってください

 

http://s.ameblo.jp/fulton03

 

 

 

フーリン「箱の無い世界」

 

 

回胴連コラム新メンバー、フーリンです。

文章力無いくせに無謀にも新メンバー募集に応募した不束者ですが、よろしくお願いします。

 

 

パチンコは各台計数機が普及して久しいですが、最近パチスロコーナーで各台計数機を見かける機会が増えてきた。

確かに楽っちゃ楽。

持ちメダルが正確に把握できるから勝ってるのか負けてるのかがハッキリするし、台移動もカード1枚で済むし。

楽なのはわかるんですが、個人的にはどうにも好きになれない。

初めての店で、スロットコーナーがパーソナルだと「あ、パーソナルなのね・・・」と若干テンションが下がる。

パーソナルだと勝てないとか、面白くないと言うわけでもないのに・・・

わたくしの中では、箱も込みでパチスロだと思う。

 

例えば、凱旋が全6だったとして全台が当たってる状態を想像していただきたい。
みんなが箱を使っているシマと、パーソナルで打ってる本人しか出玉がわからないシマ。

 

パチスロコーナーの光景として、前者の方がテンションが上がりはしないだろうか??

 

打ち手としても、1掴みずつ計数口にコインを入れるより箱にザシャァァっとコインを入れる方が楽しくはないだろうか??

お店としては通路も広く使えるし、別積みの必要もないし楽な面もあるだろうけど、パチスロで状況をアピールできる1番のポイントは出玉なのに、その出玉を打ち手自身しかわからなくするのはマイナスなんではなかろうか??

 

そしてなにより、箱を使うという行為は打ち手に色んな感情を与えてくれると。

 

カチ盛りで椅子の後ろに別積みしてる時は、誰もが目で追うほど可愛い女子と町を歩いているかの様な勝ち組感を(筆者はそんな女子と町を歩いたことはありません。)。

 

カチ盛りを崩して下皿に入れる時は、飲み会で安易に笑いを取ろうとして流行りのギャグで思いっきりスベる男子大学生の様な切なさを。

 

35×15程度の箱一つで色んな感情を体験できるってのは、よく考えるとスゴいことなんじゃなかろうか・・・

 

パッと見スマートじゃなくても良い、通路が狭くなっても良い、パチンコ屋という独特な世界から箱がなくなることだけは回避していただきたい。

 

 

ここまで散々ご託を並べたが、私が言いたいのは一つ。

 

箱がないと、別積みでドヤれないのがつまらない。

 

やっぱり、沢山玉を出したらドヤりたいのが人情でしょ??