3月 30 2017
フーリン「ランプの魔力」
パチスロを構成する部品で筆者が重点を置くものが4つある。
リールのデザイン、レバーの叩きやすさ、下皿の大きさ、ランプ。
特にランプに関してはかなり重要だ。
どのタイミングでどの様に、且つ何色に光るのか。
パチスロの評価としてランプの魅せ方は重要なファクターと位置付けている。
ノーマルタイプの巨頭、ジャグラーシリーズとハナハナシリーズはランプという点では絶対王者だ。
出目、音など全ての要素がランプという終着点に向かっているゲームフローは最早鉄板だ。
ランプが光る。
この一点だけでジャグラーとハナを打つ理由としては充分だろう。
絶対王者程ではないが筆者的にランプを上手く使っているのが大都技研の機種だろう。
番長シリーズ、忍魂シリーズの演出完結からBETボタンを叩いた瞬間にキレの良い音と同時にランプが光る演出パターンの気持ち良さもまた鉄板だ。
この2機種は通常時からボーナス非経由でラッシュに入るというフローとランプの価値観をBETボタンというトリガーを介して上手く魅せている。
上記に挙げたようにランプの光というのはパチスロにおいて気持ち良さを呼び込む魔力のようなものを持っているが、逆にランプが光る事でネガティヴな気持ちになる台もある。
リーチ目マシンだ。
アクロスシリーズやニューパルシリーズに代表されるが、あの手の機種はどれだけ早くボーナスの入りを察知するかがキモだ。
告知ランプが光るとある種の気不味さを感じる。
リーチ目を確認し、揃えたいのにリプレイが連続してランプが光った時「わかってたのに・・・」という恥ずかしさとも似た気持ちになったことがある打ち手も少なくないのではなかろうか。
ランプを光らせてはいけないと言うわけでもないし光ったからダセェという事でもないのだが「なぜ光っちゃうんだ・・・」と思ってしまうランプも確かに存在するのだろう。
光ればメダルが出る。
こんなにもシンプルな構図にも関わらず打ち手の感情をコントロールするランプ。
なんとも不思議な魔力である。