8月 5 2016
フーリン「絶対に交わらない」
パチンコ・パチスロには絶対に交わらない2つの考え方が存在する。
オカルトと完全確率。
パチンコ・パチスロが完全確率理論に基づいているというのは言わずもがなであるが、いつの時代もオカルト論者は必ず存在する。
海物語で言えば、「当たりが軽い台はその先も当たりが軽い」とか「ハマってるからこの後当たる」なんてのがポピュラーだろう。
完全確率を絶対的な物と捉えている打ち手からすれば戯言に聞こえるかもしれないが、オカルトが存在しない事を証明するというのも現状では難しい。
というか証明する必要は無いだろう。
第三者に対してオカルトに基づいて「勝てる」等と吹聴するのはよろしく無いが、自分1人で楽しむ分には全く問題無い。
筆者自身の事を言わせて頂ければ、海物語で朝1発目のリーチが画面左にサメ図柄だと縁起が悪いという「レフトシャーク現象」というジンクスがある。
もちろん科学的根拠は皆無だ。
パチンコ・パチスロはノリ打ちでもしない限りは個人競技なのだから、どう打とうが、どう考えようが個人の自由だ。
もちろん周囲に迷惑をかけてはいけないが。
オカルトを科学的に証明する必要は無いと書いたが、興味深い話がある。
皆さんは逆正弦理論というものをご存知だろうか。
コイントス10000回を5セット行い、表を勝ち裏を負けとし折れ線グラフに記録していく。
理論上は2分の1なのだから、試行を繰り返せば勝ち負けの回数はプラスマイナス0に近ずくハズなのだがプラスとマイナスの線が交わるどころか、どんどん差が開いていく。
10000回5セットつまりは50000回で50%の勝負は収束するどころか差が開いてしまう。
これが逆正弦理論のザックリとした概要である。
冒頭で書いた様にパチンコのオカルトで「当たりが軽い台はその先も当たりが軽い」というものがあるが、逆正弦理論に当てはめるとあながちオカルトだと言い切れなくなる。
これをパチンコ・パチスロの収支に置き換えると負ける打ち手は延々負け続けるという身の毛もよだつ理論だ。
逆正弦理論をしっかり学んだ人からすれば突っ込みどころ満載だとは思うが、要するにオカルトに理由を付けようと思えばいくらでも付けられるということだ。
人間はなにかに付けて理由を付けたがる生き物だ。
その理由が科学的根拠に基づいたものなのか、目に見えない何かなのか、完全確率とオカルトは絶対に交わらない様に見えて実は根本的な部分は一緒なのかもしれない。